まず、私の右腕は【右上腕骨顆上骨折】という病名がついています。
上腕骨の内側には、太い神経と動脈が通っていて、正中神経、尺骨神経、橈骨神経と言います。
私は、この神経を手術中に損傷しました。
当時は切断?したかと恐れられる状態にあり、術後は全く指一本動かせられない状態にありました。
麻酔がキレてからは激痛との戦いで、激しい痛みと高熱が続き、神経障害へのアプローチのため、術後三日目から低周波による治療を開始。
ギプスで右腕を体幹に固定する処置のため、1ヶ月間ベッド上に縛られました。
当初から痛みや痺れはあり、痛みや痺れについて、毎日聞かれました。
手の平から親指より中指にかけてのしびれは【正中神経】の障害です。
薬指から小指にかけてのしびれは【尺骨神経】の障害になります。
手の甲から親指と人差し指の間の痺れは【橈骨神経】の障害。
肘から先、つまり前腕部のしびれは頸椎(第7神経根障害)に由来するものです。
このほか、両手足の靴下や手袋かかぶさる部分の全体のしびれは、多発神経障害と言い、全身性の疾患が原因となる末梢神経障害です。
次に脇の下(腋窩神経麻痺 )というのがあります。
運動神経としては三角巾筋を支配しており、知覚はバッチ領域と呼ばれる腕章をつける上腕部の外側辺りを支配しています。
腋窩神経麻痺では三角筋が麻痺するので、肩の挙上が出来なくなります。
肩の脱臼の後に合併することがあります。
軽度の麻痺であれば肩の挙上も出来ることがありますが、注意深く知覚検査をすると見つかることがあります。
頚椎由来の疾患で痛みに引き続いて、急速に麻痺が進行する病態があります。
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次に正中神経麻痺についてですが、低位麻痺と高位麻痺があります。
高位麻痺は外傷による神経障害や腫瘍などで見られます。
低位麻痺に伴う知覚障害の他に、運動神経である前骨間神経の麻痺も伴います。
前骨間神経麻痺による運動麻痺は正中神経の主な支配である母指屈筋と示指(人差し指)、中指の屈筋が麻痺するためにグーをしようとしても母指、示指、中指の3本が屈曲できなくなる、特徴的な形を示します(猿手、祈祷師の手、等と呼ばれます)。
これが見られると高位麻痺となります。
低位麻痺では手指の屈筋への枝分かれが終わってからの障害であるため、猿手変形は来しません。
ただ、母指対立筋という、小指の方へ親指を持っていく動作をする筋肉は麻痺します。
低位麻痺の原因のほとんどは手根管症候群によるものです。
経過が長いと対立筋がやせてしまい(母指球の萎縮)ます。
知覚障害としては、典型的には母指・示指・中指の先端と環指(薬指)の親指側半分に見られます。
肘の骨折(特に上腕骨顆上骨折)の合併症として高位麻痺がみられることがあります。
正中神経は手関節の部分では、横手根靭帯という靭帯と手根骨で出来たトンネルの中を通ります。
この靭帯が肥厚して通り道が狭くなり、神経が圧迫されるようになった状態が【手根管症候群】です。
橈骨神経は上腕(肩から肘の間)の外側を回り込んで肘の外側を通っていきます。
上腕の外側を通るときに骨のすぐそばを通るために、ここは圧迫を受けやすい部位になっています。
この部位で麻痺が起こると、手の甲(手背部)のしびれと手首が手の甲側に持ち上げられない(手関節の背屈障害:下垂手、drop hand)、指が伸ばせない(指伸筋腱の麻痺)、などの症状が現れます。
肘から先の部分では運動神経(後骨間神経)と知覚神経(橈骨神経背側皮枝)に別れますので、知覚障害と運動障害がそれぞれ単独で現れることがあります。
尺骨神経とは上腕の内側から肘の内側を通り、手の小指側に分布する神経です。
肘の内側をテーブルなどでぶつけたときに電気が走ったようないたみを感じることがありますが、あれは尺骨神経を刺激したときの症状です。
知覚神経は通常、小指と薬指の小指側半分を支配しています。
運動神経は手の内在筋への支配が多く、麻痺すると指の完全伸展がしにくくなります(鷲手変形、craw handと言います)。
尺骨神経は肘の内側にある骨の出っ張り(上腕骨内上顆)のすぐ後ろを回り込むようにして走行しています。
そのため、骨にこすりつけられたり、周囲の靭帯によって締め付けられたりしやすくなります。これを肘部管症候群と言います。
また、病的なものではありませんが、人によっては肘の曲げ伸ばしで神経が内上顆の出っ張りを乗り越える、尺骨神経の脱臼が見られることもあります。
肘部管症候群による尺骨神経麻痺が長期間に及ぶと筋萎縮が生じます。
主に背側骨間筋と呼ばれる部分が萎縮し、見た目には親指と人差し指の間がやせ細ります。
このような状態になると回復しにくいので手術が選択されることがあります。手術には神経の剥離術、靭帯の切離による肘部管の解放術、神経の前方移行(皮下、筋層内、筋層下)などがあります。
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というわけで、私の右腕の神経障害はこれらに由来するものであることがわかります。
上腕骨の内側には、太い神経と動脈が通っていて、正中神経、尺骨神経、橈骨神経と言います。
私は、この神経を手術中に損傷しました。
当時は切断?したかと恐れられる状態にあり、術後は全く指一本動かせられない状態にありました。
麻酔がキレてからは激痛との戦いで、激しい痛みと高熱が続き、神経障害へのアプローチのため、術後三日目から低周波による治療を開始。
ギプスで右腕を体幹に固定する処置のため、1ヶ月間ベッド上に縛られました。
当初から痛みや痺れはあり、痛みや痺れについて、毎日聞かれました。
手の平から親指より中指にかけてのしびれは【正中神経】の障害です。
薬指から小指にかけてのしびれは【尺骨神経】の障害になります。
手の甲から親指と人差し指の間の痺れは【橈骨神経】の障害。
肘から先、つまり前腕部のしびれは頸椎(第7神経根障害)に由来するものです。
このほか、両手足の靴下や手袋かかぶさる部分の全体のしびれは、多発神経障害と言い、全身性の疾患が原因となる末梢神経障害です。
次に脇の下(腋窩神経麻痺 )というのがあります。
運動神経としては三角巾筋を支配しており、知覚はバッチ領域と呼ばれる腕章をつける上腕部の外側辺りを支配しています。
腋窩神経麻痺では三角筋が麻痺するので、肩の挙上が出来なくなります。
肩の脱臼の後に合併することがあります。
軽度の麻痺であれば肩の挙上も出来ることがありますが、注意深く知覚検査をすると見つかることがあります。
頚椎由来の疾患で痛みに引き続いて、急速に麻痺が進行する病態があります。
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次に正中神経麻痺についてですが、低位麻痺と高位麻痺があります。
高位麻痺は外傷による神経障害や腫瘍などで見られます。
低位麻痺に伴う知覚障害の他に、運動神経である前骨間神経の麻痺も伴います。
前骨間神経麻痺による運動麻痺は正中神経の主な支配である母指屈筋と示指(人差し指)、中指の屈筋が麻痺するためにグーをしようとしても母指、示指、中指の3本が屈曲できなくなる、特徴的な形を示します(猿手、祈祷師の手、等と呼ばれます)。
これが見られると高位麻痺となります。
低位麻痺では手指の屈筋への枝分かれが終わってからの障害であるため、猿手変形は来しません。
ただ、母指対立筋という、小指の方へ親指を持っていく動作をする筋肉は麻痺します。
低位麻痺の原因のほとんどは手根管症候群によるものです。
経過が長いと対立筋がやせてしまい(母指球の萎縮)ます。
知覚障害としては、典型的には母指・示指・中指の先端と環指(薬指)の親指側半分に見られます。
肘の骨折(特に上腕骨顆上骨折)の合併症として高位麻痺がみられることがあります。
正中神経は手関節の部分では、横手根靭帯という靭帯と手根骨で出来たトンネルの中を通ります。
この靭帯が肥厚して通り道が狭くなり、神経が圧迫されるようになった状態が【手根管症候群】です。
橈骨神経は上腕(肩から肘の間)の外側を回り込んで肘の外側を通っていきます。
上腕の外側を通るときに骨のすぐそばを通るために、ここは圧迫を受けやすい部位になっています。
この部位で麻痺が起こると、手の甲(手背部)のしびれと手首が手の甲側に持ち上げられない(手関節の背屈障害:下垂手、drop hand)、指が伸ばせない(指伸筋腱の麻痺)、などの症状が現れます。
肘から先の部分では運動神経(後骨間神経)と知覚神経(橈骨神経背側皮枝)に別れますので、知覚障害と運動障害がそれぞれ単独で現れることがあります。
尺骨神経とは上腕の内側から肘の内側を通り、手の小指側に分布する神経です。
肘の内側をテーブルなどでぶつけたときに電気が走ったようないたみを感じることがありますが、あれは尺骨神経を刺激したときの症状です。
知覚神経は通常、小指と薬指の小指側半分を支配しています。
運動神経は手の内在筋への支配が多く、麻痺すると指の完全伸展がしにくくなります(鷲手変形、craw handと言います)。
尺骨神経は肘の内側にある骨の出っ張り(上腕骨内上顆)のすぐ後ろを回り込むようにして走行しています。
そのため、骨にこすりつけられたり、周囲の靭帯によって締め付けられたりしやすくなります。これを肘部管症候群と言います。
また、病的なものではありませんが、人によっては肘の曲げ伸ばしで神経が内上顆の出っ張りを乗り越える、尺骨神経の脱臼が見られることもあります。
肘部管症候群による尺骨神経麻痺が長期間に及ぶと筋萎縮が生じます。
主に背側骨間筋と呼ばれる部分が萎縮し、見た目には親指と人差し指の間がやせ細ります。
このような状態になると回復しにくいので手術が選択されることがあります。手術には神経の剥離術、靭帯の切離による肘部管の解放術、神経の前方移行(皮下、筋層内、筋層下)などがあります。
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というわけで、私の右腕の神経障害はこれらに由来するものであることがわかります。