持ち方作法、、、様々
過日、、、ある方の鋏の扱い方で気になった事。
あくまでも私観、、、
鋏を入れる時(切断する際の表現)、手の甲が上になるか下になるか?
手の平側が見えるように鋏を持つ、、、
つまり、箸を持つような状況で摘み込む(鋏む・切断する)作業状況、、、
箸を基本に考慮するとすくう状況から手の内が見える方が順手、甲側が逆手、、、、、
彼曰く…..手の平側になることは無い。…..と
文字表現が難しい
手の作法については自身の立ち位置、つまり何処にいてどの様な体勢で対峙するかによって異る。
脚立なのか、梯子なのか、はたまた幹乗りなのか、、、地上の作業なのかによって左様される。
対象が
手前なのか?
先端なのか?
伸芽なのか?
中芽なのか?
側芽止めなのか?
古葉止めなのか?
切り戻しなのか?
切り揃えなのか?
切り透かしなのか?
ここからは手の甲を甲、手の平を平で表します。
手の甲か手の平なのかは、対象が遠近であるかでも異る。遠くなれば必然的に甲、手前であれば平、、、
鋏を入れる手元が見えるか、見えないかで判断が変わります。
摘むものによって(芽の大小)は甲、松枝葉の古葉境の場合は圧倒的に平で葉を割り開きながら鋏を入れる。
自身の癖かもしれないが、摘み込みの場合には葉を切らない配慮からだと葉を割り開く様に鋏を入れています。
松であれ、二葉であれ甲でも平でも同じく葉を割る様に鋏を入れています。
結果、、、甲か平でなく割るかどうか、、、なのだ。
鋏を入れるという動作状態の確認では、先端が鋭利だと挿入とかのイメージで割るというのは葉に乗せて開くというようなイメージ。
刃先が鋭利なのか?鈍端なのか。
そこで話しの方向が持ち方作法ではなく、、、刃先の鋭、鈍の話しになります。
自身の場合、葉を割る為には刃先は鋭利にする事なく花鋏迄でもなく、刃先の自重を持たせて刃巾ある鈍化した刃先の必要性があった。
それは、何故京鋏は鋭利ではないのか?先端部が鈍化し、やや花鋏に近い京鋏の特徴から鋏の入れ方を想定したものなのか、、、先端を止めない手入の手法からか、荒れた枝に適した刃先の設定だったのだろうか。