書籍名:完訳 7つの習慣
著 者:スティーブン・R・コヴィー
目 的:習慣系の復習として
実行計画:まだまだ自分を磨きますぞ。

個性主義と人格主義
個性主義
 社交的なイメージの作り方やその場しのぎのテクニックばかりを取り上げて表面的な考え方
人格主義
 誠意、謙虚、誠実、勇気、忍耐、勤勉、質素、節制、黄金率など人間の内面的な考え方

七つの習慣は人格を磨くための基本的な原則を具体的な具体的に表現したもの。
その原則を守ることで、自らが変わり結果を引き寄せていくという、新しい物事の見方を手に入れることができる。
依存から自立、相互依存へと至る成長の連続体を導くプロセスでもあり、そのプロセスは
私的成功の習慣(第1-第3の習慣)
公的成功の習慣(第2-第6の習慣)
再新再生の週間(第7の習慣)
と3段階に分けることができる。

第一の習慣<主体的である>
人格は、状況や条件付けによって決定されると考えられている。
遺伝子によって育ちや、子供時代の体験によって、取り巻く環境の中にいる誰かや、何かによってなど要因とされるものは様々だ。こうした考え方は、刺激反応理論とも言い換えられる。何かの刺激によって反応が決まるという考え方。
刺激と反応の間には、「選択の自由」がある。
私たち人間は、「想像、良心、意思、自覚」という重要な能力によって、何が起ころうとも、それが自分に与える影響を、自分自身の中で選択することができる。
これを踏まえて、主体的であるということを考えてみると、私たちの行動は自分自身の決定と選択の結果である。私たちは感情を抑えて自らの価値観を優先することができる。主体的とは、自発的に率先して行動することだけを意味するものではなく、人間として選んだ人生の責任をも引き受けることも意味する。

第2の習慣<終わりを思い描くことから始める>
人生における全ての行動を測る基準とするために、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭において、今日という一日を始めること。
自分が目指すもの、大切にしたいものを頭の中に植え付け、そのイメージ通りになるように日々生活していれば、人生が望まない方向に進んでいってしまうことはないはず。
この習慣を身につけるには、個人のミッションステートメントを書くのが効果的。
・どのような人間になりたいのか
・何をしたいのか(貢献・功績)
・それらの土台となる価値観と原則

第3の習慣<最優先事項を優先する>
成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。彼らも必ずしも好きでそれをやってるわけではないが、自分の嫌だという感情を、目的意識の強さに服従させているのである。
具体的な実践方法としては、物事を重要度と緊急度にまず分ける。
その中で「重要度が高く、緊急度が低い」事象をいかに行うかが最も重要。
ここにあなたの成長に役立つ活動が入ってくる。
そのために、何を成すかと同様に何をなさないかを考えることも同じくらい重要。
重要事項に「イエス」と言うためには、他の用事がいかに緊急に見えても「ノー」ということを学ばなければならない。

第4の習慣 <win-win を考える>
全ての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である。win-winパラダイムは、人生を競争の場ではなく、協力の場と捉える。
 win-win を成り立たせるには、(1)人格(2)人間関係(3)協定(4)システム(5)プロセスの五つが必要となる。
1.人格 全ての人が満足することができるという発想を持つことが大切
2.人間関係 相互の信頼残高を積み重ねて、築き上げるもの。
3.協定 相互に期待することを明確にする、win-win 実行のためのもの。
4.システム win-winを推奨すると言いながら、報酬の仕組みは win-loseになっているケースもある。そうするとwin-winの関係は成り立たなくなってしまう
5.winwinの本質はそのプロセスと強い相互関係がある。目的がwin-winなら手段もwin-winでなければならない。

第5の習慣 <まず理解に徹しそして理解される>
私たちは、自分の過去の経験を相手の話に形に合わせてしまう。
そのため、人の話を聞きながら同意したり、反対したり、自分の視点から質問したり、助言したりしがちになる。ただ、そうすると相手は理解されたと感じられなくなってしまい、結果として自分のことが相手に理解されることもない。
話の聞き方のレベルとして、最高レベルのスキルは「共感による傾聴」である。
これは相手を理解しようと聞くことであり、相手の身になって聞くこと。

「共感による傾聴」を身につけるためには下記のステップがある
・相手の言葉をそのまま繰り返す
・相手の言葉を自分の言葉に置き換える
・相手の気持ちを言葉にする
・相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に相手の気持ちも言葉にする
このスキルが身につけば、相手は自分の助言を受け入れやすくなる

第6の習慣 <シナジーを創り出す>
シナジーとは、全体の合計は他の部分の総和よりも大きくなるということで、1+1が3にもそれ以上にもなるということ。
シナジーは(1)高い信頼残高、(2)win-win を考える姿勢、(3)まず相手を理解するしようとする努力。これらが相まってシナジーを創り出す理想的な環境が出来上がる。

第7の習慣 <刀を研ぐ>
刀を研ぐとは、再新再生のプロセスである。つまり、他の6つの習慣を果たすために最も重要な、あなた自身の価値を維持し高めていくための習慣。
具体的には、あなたという人間を作っている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぐ。

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の体に効果的に気を配り大切にすること。身体に良いものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動する。

精神的側面は、あなたの核であり、価値観を守り抜こうとする意志である。
これは、極めて個人的な部分であり、刀を研ぐ方法は人によって全く異なる。
文学や音楽に没入する人もいる、雄大な自然との対話から最新再生を乱す人もいる。

知的側面の刃を研ぐということは、継続的に学ぶことを。知性を磨き上げていく努力をすることである。日頃から知識を吸収して、知性を広げて行こうと思ったら、優れた文学を読む習慣を身につける以外に方法はない。
是非一か月に一冊のペースで読書を始めてみてほしい。

社会・情緒的側面の刃は、日々他者と接している中で研ぐことができるため、他の側面に比べそれほど時間はかからないが訓練は必要となる。

自分を振り返ると・・・

第1の習慣について、これは割とできていると思う。今の自分の置かれてる立場が自分自身の行動によってどのようになっていることや、身の回りで自分に対して起きる出来事を自分の行動が何らかの原因になっているような考え方はできている。

第2の習慣の人生の終わりまでのイメージはしていないが、5年先のなりたい未来の自分の姿をイメージして行動はしている。 

第3の習慣で、最優先事項を優先する、やるべきことの優先順位はつけているつもり。やらないこと、やる必要ないことに No とは言えていないので、Noと言えるようになりたい

第4の習慣について。これは常々考えているがまず自分を優先して考えていることは否めない。ただ与えられるものを与え続けようと思っているので状況としては悪くないと思っている。

第5の習慣 相手を理解するときに、よく反省することがある。人が話しているのに遮って自分の意見を言ってしまうことはよくあるので、やるたびに毎回反省はしている。人の言葉を聞いて理解して、とはいつも考えてはいるので途中で口を挟まないようなに気をつけていこうと思う。

第6の習慣、シナジーを作れているかが全然わからない。とりあえずシナジーが生まれているという実感がないので、何かしらそういう経験をしてみたと言うか実感したい。

第7の週間 2017年の6月ぐらいから色々と自分磨きをやっているつもり。 読書を通じて多くの知識を得られていると感じているし、思ったことを実行してみるとかも割と実践している。著者に会いに行こうとかも意外とできる。
年間で100万くらいはセミナーなんかで使っている。
金はある程度使わないと、身に付かないし無料のばかりだと肝心な情報が少ない。
また、周りに人が増えると情報が集まってくるのが実感できているので、友人知人は増やしていきたいなと思う。特に経営者層の関わりは多く持って行きたい。