吉良真伊です。
今週もアクセスありがとうございます
今週はいよいよ２０１１年最後の週のブログで
今年の締めとなりました。
気合いを入れていきましょう。
さて、今週外出先のレストランでこんな光景を目にしました。
私達の横に座った２０代後半位のカップル。
女性はとっても綺麗
でドレスアップして彼の方を真直ぐに見て座っているのに
彼ときたら始終スマホで遊んでばかりいるのです。
偶然にも隣のテーブルになっただけですが
「カップルの仲の向上」を常に考えている私としては
どうしてもすぐ目に入ってしまい
気になってしまう光景です。
食事の間、彼女が彼に話しかけても
彼の返事はそっけなく
目はずっとスマホの画面を見ています。
彼は彼女と「一緒にいる」はずなのに
全く「一緒にいない」状態です。
彼女は
彼を見たりぼんやりレストランを見渡したりを
繰り返した末、
彼のスマホをふいに取り上げました。
「ねえ！」
それと同時に彼は
「おい！」
と彼女からスマホを奪い返しました。
そしてまた無言で
スマホに向かいはじめたのです。
彼女は諦めたかのように
また一人ぼんやりとレストランを見渡したり
彼を見つめたりを繰り返し
二人は遂に最後まで
「一緒」にいませんでした。
満たされない彼女の表情と
その顔を直視しない彼。
何のためのお洒落なのか、
何のためのデートなのか、
女心が少しでもわかる人なら
切なくなってしまうでしょう。
しかし、それとよく似た光景は
日々あちこちで見られます。
幼い子どもを公園で遊ばせているお母さん。
子どもは
「ママ、見て！」
と何回も呼びかけているのに
お母さんは携帯でメールばかりしていて
まるでそこにいないようです。
家に帰って来た夫。
パソコン
に向かってずーっと妻に背を向けています。何度話しかけられてもそっけない返事。
そんな人もまた、
「そこにいてそこにいない」人です。
勿論人間には誰にでも
「一人になりたい時間」があります。
一人で、好きなことをする時間。
それはとっても大事な時間です。
しかしその時間が
「二人の時間」との境界線を持たず
ずるずると幅を広げて「二人の時間」に侵入し
遂には「一人の時間」も「二人の時間」も
何の違いもない同じものになってしまったら？
そしたら結果として
「一人の時間」も「二人の時間」も
価値をなくしてしまうのではないでしょうか？
とても難しいことですが
「誰かと一緒にいる時間に１００％の自分で向かい合う」
ということは
私達ができる最高の「人間関係」だと私は思います。
カップルでも、友人同士でも、親子でも、
真の関係作りは
「一人でいる時にすることを
人と一緒にいるときにしない」
つまり
「人と一緒にいるときは
その人と一緒にいるときにしかできないことをする」
ことです。
それは当然のようですが
関係が近く、一緒に過ごす時間が長い人が相手であればあるほど
難しくなります。
たまに会う友人とならば
その時間に自分を集中させることは簡単ですが
毎日顔を合わせるようなパートナーや家族に
それだけの集中力を持って毎日接することは
容易ではありません。
しかし！
簡単ではないけれど、本当に大切です。
それこそが
私達の「パートナーとの関係作り」
「家族作り」であり
最終的に人生で一番大きな形、財産になるものだからです。
「わかってはいるけれど・・・」と
ため息をついてしまう人は
まずは一日５分からでも
慣れきってしまったパートナーや家族に
新鮮な気持ちで集中する時間を
作ってみましょう。
そう決めた時間に
テレビやパソコンの画面を全て
消してしまうのも一つの方法でしょう。
絶対にこの５分は
頭の中で仕事や余所事をあれこれ考えず
目の前にいる人と目の前で起こっていることに
１００％集中する！と決めてください。
そして実行してください。
５分できたら
次は７分、
７分できたら次は１０分・・・と
時間を延ばしてチャレンジしてみてください。
「本当にそこにいる存在」
誰もが
パートナーに、
家族に、
友人に、
仕事仲間に、
社会に、
そんな姿を求めている時代です。
(c)吉良真伊
今年１年ありがとうございました。
皆様とのご縁に心より感謝しています。
新年が皆様にとって素晴らしい１年となりますように。。。
２０１２年も毎週１回、
ブログを更新し続けます
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