河口です。
今年2月中旬から、広島陸軍被服支廠の案内をボランティアで行ってきました。
4月には「平和を願うヒロシマ若者の会」を立ち上げ、保存のための意思表示として、原則として毎週末行ってきました。
4月中旬から5月末までは新型コロナウイルスの影響で中断しましたが、また6月から再開しました。
7月以降は、新聞にも取り上げていただき、たくさんの応援もいただきました。
ですが、その反面、上から目線で暴言や中傷、あるいは嫌味、愚痴の混ざった揶揄的なコメントもその分増えています。
NHKによる企画「ひろしまタイムライン」にて、朝鮮半島出身者への差別をあおる記述があったとして批判が広がり、
企画の全責任を負っているはずのNHKだけにとどまらず、
問題となっているアカウント「シュン」のモデルとなっている被爆者の方や
NHKに依頼を受けて投稿内容を考えている高校生にまで、
矛先が向いてしまっているような状況にまで発展してしまっているようです。
その影響なのか、最近、広島陸軍被服支廠の案内をしているときに、
人格否定や、ひどいときには僕が生きていること自体を否定されることが増えてきました。
「なんも知らん若僧が代表面するな」
「お前のような大バカ者が全てを狂わせている」
「税金泥棒」
「正論という名のデマを流すデマゴーグ」
「被服支廠を壊す前にまずお前が死ぬ必要がある」
「佐賀と広島が生んだ街宣右翼民族の末裔」
これらは、僕が受けたアンチコメントのごく一部です。
中には、このようなアンチコメントを言うためだけにわざわざ遠方から来る人もいました。
今月心療内科に通院した際、精神的な問題や今の情勢などを踏まえ、
「このご時世においては、これ以上行うべきではない」と、ドクターストップがかかりました。
そのため、広島陸軍被服支廠のボランティア案内は自粛させていただきます。
再開するときは、改めて告知させていただきます。
正直、このような決断を下さないといけないことが、とても悔しいです。
若い人が平和活動をすることの何が悪いのか、全く理解できません。
広島陸軍被服支廠は、他の被爆建物とは大きく異なり、「加害の歴史」を歩んでいます。
軍服を作る、修繕する、保管する、など、戦争に加担してきた歴史があります。
この歴史を我々若い世代が受け継ぎ、語り継ぐというのは、若い世代の使命ではないんですか?
僕は、75年前までの悲劇がこれだけ風化していること、
そしてこの危機的状況に危機感を持たないどころか、
危機感を持っている人に対する誹謗中傷が肯定されてしまうことに対して、
人間としてとても恥ずかしく感じています。
ですが、僕は絶対に諦めません。
ボランティアでの案内を自粛するだけで、平和活動を辞めるということではありません。
時が来れば、また被服支廠のボランティア案内は再開します。
僕の活動から、少しでも多くの人が平和に関心を持って欲しい。
そう思っています。