中国新聞で、とてもいい記事を書いてくださいました。
9月15日
【原爆文学「記憶遺産に」 広島の市民団体 日記など5点で再挑戦 国内審査 市と申請へ】
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=109280
9月27日
【[考 from ヒロシマ]原爆文学「世界の記憶」に 峠三吉ら3人の日記やメモ 申請の動き再び】
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=109646
「世界の記憶」(「世界記憶遺産」から名称変更)は、2011年筑豊の炭鉱記録画(山本作兵衛)の作品群が日本で初めてユネスコ「世界記憶遺産」に登録され大きな話題をあつめました。国内では現在まで6件が登録されています。2015年、我々「広島文学資料保全の会」は広島市との共同申請で原爆文学資料を申請しましたが、残念ながら国内候補2件に選ばれませんでした。同じ年に国内候補に選定された、国内で通算7件目となる「杉原千畝資料」は、その後国際諮問委員会で不登録となっています。その年には、中国、韓国の申請登録があった件で、ユネスコの中立性・政治的利用が懸念され、日本政府がユネスコに改善を求め、制度の改革が実施されるまで凍結となってしまい、現在に至っています。
2021年4月、やっと新制度が決まり、8月に「世界の記憶」国際登録申請募集が再開となりました。
前回取りあげた作品は、栗原貞子「あけくれの歌(創作ノート)」、原民喜「原爆被災時の手帖」、峠三吉「原爆詩集(最終稿)」の3件です。今回はそれらの資料の他、峠三吉の「日記」(1945年8月6日~14日)と、「メモ~覚え書~感想」(1945年8月)を追加して申請いたします。いずれも8月6日直後の惨状を記録し、優れた文学作品として多くの人に読み継がれてきました。これらの作品(記録)を「世界の記憶」に登録することは世界史・人類史的にも重要なことと考えます。その他の被爆資料・惨禍・救援を記録した貴重な資料も含め、後世に残すための作業は急がれます。
昨年「核兵器禁止条約」の批准国が50か国に達し、本年1月に発効となり、核兵器廃絶にむけて世界が大きく動き始めた現在、原爆文学資料の果たす役割も一層大きいはずです。