こんにちは!

 

今回は生命科学の対策について取り上げます!

 

生命科学はどの大学でも必ず出題されるため、学士編入試験における最重要科目です。

 

はじめに、学士編入試験で課される生命科学の概要を述べます。

 

生命科学で主に出題される分野は、細胞生物学、分子生物学、遺伝学、生化学、生理学、免疫学、神経科学、発生生物学など非常に多岐に渡ります。

各分野は高校生物をさらに深掘りした発展的な内容となっているため、膨大な量を暗記することになります。

 

受験生が陥りがちなミスとして、

分厚い教科書全てを読み込むことに注力してしまい、アウトプットを疎かにしているということが挙げられます。

 

編入試験では生物系の大学院入試ほど細かい内容は出題されない上、

(仮に出題されたとしても殆どの受験生が解けない全く差のつかない問題となります。)

各分野における用語の概念の説明や実験考察問題が中心であるため、インプット中心の勉強は非常に効率が悪く、時間をかけて教材を読み込んだにも関わらず知識の整理が追いつかないため記述できないという状態に陥ってしまいます。

 

そのような状態にならないためにも、インプットとアウトプットを意識して標準的な問題が解けるようになる力をつけることを第一の目標としてください。

 

生命科学に限らず、どの教科でも言えることですが、受験勉強の王道は標準的な問題を取りこぼさないようにすることです。

 

では、具体的にどうすれば良いのかということについて説明します。

 

生命科学を効率よく学ぶためには、高校生物の理解が必要不可欠です。

高校生物の参考書を読み込むことから始めてください。高校生物の参考書を通じて、全体像を掴んでください。その後、基礎的な問題集を1冊取り組んでください。

(植物や生態など編入試験に不要な分野は一旦飛ばしてください。)

 

その後、大学レベルの教科書を読み始めて下さい。

この時、『Essential細胞生物学』を始めとする分厚い教科書から始めるのではなく、『理系総合のための生命科学』のような薄い教材から勉強を始め、高校生物を超えた内容の理解をインプットしてください。

 

薄い教材から始め、知識を何度も上塗りしていくイメージを持って勉強を行い

分厚い教科書は、分からない部分の理解を深めるために使用するという辞書的な意味で使用するのが最も効率が良いです。

 

また、『医学部学士編入への生命科学演習』などを通じてアウトプットを行ってください。暗記アプリに、分からない問題や概念を取り込み、ひたすら繰り返して下さい。暗記が苦手、覚えきれないという場合の多くが、反復回数が不足しているということに集約されます。

 

医学部入学後は、生命科学以上の膨大な量を暗記することになるため、暗記の方法を習得しておくことは入学後も非常に役に立ちます。

(編入試験合格者の多くが暗記アプリを利用した方法で記憶の定着を図っています。)

 

短期間で生命科学を仕上げることができる受験生の殆どが、インプットとアウトプットの取れた勉強法を徹底しています。

 

受験生の現状と具体的な対策については、実際に相談をして頂いた上で方向性を決めて頂くのが良いと思います。

 

次回は物理化学の対策について取り上げます!


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