慶應義塾大学医学部の2026年度入試結果を踏まえ、来年皆さんが慶應医学部に合格する上で必要なことについてお話しさせていただこうと思います。
📊 2026年度入試結果の概要
一次試験合格最低点
295点/500点 https://www.keio.ac.jp/files/4b09860d1ae7c06f2c52616e7fc3c44aba80eb28ec3a1fdb39cfe717f5c2ac62
総合格者数
189名(正規合格者と繰上げ合格者の総数)https://www.keio.ac.jp/files/3d20ec9a3dc74d9859efc582acd823c5f4244dcc86e8ca96077e4f0cb693c8f4
過去最多に近いレベルで多い合格者数となりました。
🔍 2026年度入試の特徴
合格最低点について
最低点そのものは予想よりも5〜10点程度低いと感じましたが、得点開示からみえた採点の厳しさを考慮すれば、むしろ高いといった印象です。
受験者層の変化
一次試験が2/9に移ったことで、関西圏の京都大学医学部志望の地方の受験生も含め、最上位の受験生の割合が増えたことが最低点の高止まりに影響していると思われます。
💡 大学側は倍率を気にしているような話も聞きましたが、安く通える大学が増えた関係で合格の望みの薄い受験生が本学を敬遠した結果だと考えられます。
栃木県枠については
一次の段階で合格者数は0名でした。
慶應義塾大学医学部は栃木県内にいくつかの関連病院を有しているのですが、こちらに関しても**「特別な事情があっても学力があまりにもかけ離れている場合には入学させない」という慶應全体の方針が踏襲された**ものと推測いたします。
📚 科目別分析と対策
【1】理科
2026年度の傾向
- 物理が大きく易化
- 化学と生物は例年通りの難易度
採点の特徴
物理:
- 3問や4問しかミスがなくても60点台という採点の厳しさ
- 物理だけできてたまたま合格する人を排除したいという思惑を感じる
化学・生物:
- 正答率の低そうな小問の配点をそれなりに大きくした上で、正確に自己採点を行えば得点開示と大きく差が出ない
- 大学側の認識として合格最低点が60点〜65点程度になるように、理科で大きく得点差がつかないような得点分布を目指している可能性
来年度に向けた対策(5月〜夏休み)
①普段の学習で取り組む問題集のレベルをやや高めに設定すること
2025年以降、受験生のレベルはますます高くなっています。東大理Ⅲや京都大学医学部に合格する人たちと互角以上に戦わなければならない以上、難系、新演習、最強問題集といった、難しいけれども最上位の受験生はマスターしているような問題集を普段の学習から使うようにしましょう。
②過去問を1〜2年分(それ以上は逆効果)、時間をさほど気にせずに解き、慶應医学部の入試の雰囲気に触れておくこと
最上位の受験生であっても慶應医学部に不合格となる場合、その多くが過去問研究不足。特に秋以降の総復習、演習の段階で、慶應医学部で大事になりそうなところ、聞かれそうなところを強く意識できるかどうかで、合格に向けた学習効率は大きく変わります。
【2】数学
2026年度の構成
小問集合、確率(漸化式や統計との融合問題)、その他2問の問題構成は例年通り。
後半の2つの大問は2025年ほどではないがそれでも十分に難しく、小問集合と確率までを完璧に取り切り、残りは合わせて半分程度得点し、100/150というのが正規合格への一つの目安といえるかもしれません。
特記すべき点
第1問、第2問で2025年に引き続き、統計と確率に関する基本事項や公式を覚えていなければ解けない設問が、配点でいうと30点程度出題されたことです。
💡 ある程度過去問通りの出題となっても良いのできちんと当該分野を勉強してきてほしいといった慶應医学部からのメッセージと捉えて良いでしょう。
後半2問の傾向
作問者が代わり、後半2問は面白みのない計算が重いだけのヘンテコな出題が続いています。
後半2問のうちどちらか1方で満点近くを取って点数を稼ぎ切るというのが難しい以上、確率統計の分野をきちんと勉強しておくと良いのかもしれません。
対策
大手予備校などの季節講習を利用しましょう。
このような分野は一度良い講義を聞くかどうかで定着率が大きく変わってきます。
【3】英語
2026年度の特徴
2025、2026ともに採点が厳しく、合格最低点がいまいち伸びなかった大きな理由の1つと言えるでしょう。
過去問との相違点
①内容(特に指示語)を把握しているかを厳しく問う点
特に指示語を明確にすることも求める和訳問題が多く出題されました。指示語は正確に文脈を把握していないとそれだけで大きな減点が入っているようでした。
②日本語での表現力も重視して採点される点
普段の指導から、「何を言いたいの?」というような答案が散見された受験生に限り、顕著に得点が低かったです。
得点の現実
全体として点数が取りづらく、得点開示の公開時にはかなりの苦情が受験生から殺到していました。
得点帯が低いため、たとえば合計で310点を目指すとした場合、英語の得点はせいぜい85点程度しか期待できず、数学と理科である程度点数を稼ぐことが合格には必要となります。
公式解答の公開
また英語も本年度から慶應義塾入試センターが公式の解答を公開するようになりました。
⚠️ 予備校主催の模擬試験やさらには予備校掲載の解答速報では別解として許容されていた解答が、公式解答では認められていない様子でした。
もちろん文法的解釈や内容把握を正確に行えば公式解答の解釈になること自体は間違いないのですが、大手予備校が別解として認めている解答には部分点などが入っているのかと少々心配にも感じました。
全体の雰囲気
往年の重厚な読解問題(慶應医学部の問題という意味ではなく、30年ぐらい前の大学受験の問題)のような雰囲気も感じました。
対策
①まずは直近2年のうち1年分を夏休み前ぐらいまでに解き、慶應医学部の英語のどういう点が難しいのかを把握する
②普段の勉強では大阪大学の過去問や当塾のテキストを中心に、標準的な記述式の問題を通じて、英語の基礎基本を固める
🎯 まとめ:2027年度入試合格への戦略
目標点数の目安
- 英語:85点程度(採点が厳しいため高得点は期待しにくい)
- 数学:100点/150点(小問集合・確率を完璧に)
- 理科:120〜130点
重要ポイント
- 確率統計を確実にマスターする(数学で30点分)
- 理科は高難度問題集で鍛える(難系、新演習、最強問題集)
- 英語は指示語の把握と日本語表現力を重視
- 夏休み前に過去問1〜2年分で雰囲気を掴む
慶應医学部は最上位の受験生が集まる超難関校です。早めの対策と戦略的な学習が合格への鍵となります。
📢【入塾生 募集のお知らせ】
現在、入塾生を【3名限定】で募集しています!
慶應医学部対策、御三家対策をしたい方、まずは相談だけでも大歓迎です。
お問い合わせはこちら👇 https://docs.google.com/forms/d/1is6AF-GckpaFmKdsBD6FT80-LsySRtWaH08zldH0Wr0/viewform?edit_requested=true
🌸【2025年度 合格実績 確定版】
🎉 国公立大学医学部 医学科 11名合格! 🎉 東京医科歯科大学、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学など多数合格!
詳細は以下のブログ記事からご覧ください📖