こんにちは!

 

今回は英語の対策について取り上げます!

 

英語の対策を間違えると、対策に当初の予想以上に時間がかかり、

合格に十分なスコアに達しないまま本番を迎えることになります。

 

まず初めに学士編入試験で課される英語試験の形態と対策の概要を述べます。

英語の試験は、各大学独自の筆記試験TOEICTOEFL iBTの3つに分類することができます。

 

(1)各大学独自の筆記試験

各大学独自筆記試験は大学受験レベルの英語と比較して語彙数は多いものの、出題分野は生物系や医療系の英語であるため、大学受験レベルの基礎生命科学の知識があれば十分な対策を講じることができます。

 

 

(2)TOEICとTOEFL

この2つの試験はある程度の相関関係があるため同一項目にしました。

TOEICやTOEFLを英語の点数に換算する大学や

出願時の足切りとして使用する大学があります。

 

編入試験におけるTOEICとTOEFLの基準

TOEIC 860~900、TOEFL 80

であると考えます。

(TOEICとTOEFLの換算基準に関しては諸説ありますが、

編入試験合格者やTOEFL専門塾の情報をもとに基準を算出しています。)

 

このラインを超えているかどうかによって戦略が大きく異なります。

 

(a)TOEIC 860~900、TOEFL 80 のラインを超えていない場合

・TOEICの対策から初め、早期にTOEIC860~900を取得してください。

  (TOEFLは4技能試験であり、スコアを出すまでに膨大な時間を要します。)

 →TOEICを通じて文法やリスニングの基礎を確立してください。

 →大学受験レベルの英文解釈単語も行うことで基礎を確立してください。

 →TOEICの基準を超えるとTOEFL80付近のスコアを取得できると思います。

 

(b)TOEIC 860~900、TOEFL 80 のラインを超えている場合

TOEFLを基準に戦略を練るのが良いと思います。

TOEFL80~90

 →TOEFL90~95を目標にしてください。(大きなアドバンテージになります。)

 →時間に余裕がない場合は生命科学や物理化学に時間を割いてください。

TOEFL90~95以上

 →更なる対策は不要であると考えます。(医学英単語を覚える程度で十分です。)

 

 

特に、(a)の受験生はNatureなどの科学雑誌やYouTubeの視聴を勉強時間に割くよりもTOEICで860~900を目標に対策をしたほうが圧倒的に効率が良いです。

(b)の受験生もTOEFL100を目標に勉強をするよりも、生命科学、物理、化学に時間を割き、得点源とした方が圧倒的に効率が良いです。

 

受験生の現状と具体的な対策については、実際に相談をして頂いた上で方向性を決めるのが良いと思います。

 

次回は生命科学の対策について取り上げます!