こんにちは!
今回は編入試験の入試形態について取り上げます!
編入試験ではもう既に今年度の入試が行われています。
6月末の時点で、琉球、鹿児島、大分、東京医科歯科、富山で筆記試験が行われました。
7月以降、多くの大学で筆記試験が行われます。
編入試験では大学ごとに、
筆記試験科目、書類選考の有無、推薦書類の有無
に違いが見られます。
1. 筆記試験科目について
編入試験では
大阪大学 : 物理学、化学、英語、生命科学
北海道大学 : 生命科学総合問題
名古屋大学:英語、生命科学を中心とする自然科学
群馬大学:小論文Ⅰ、小論文Ⅱ題
のように各大学で筆記試験に課す科目の名称が異なるため、
募集要項からでは、実際に出題される内容が非常に分かりにくくなっています。
そのため、各大学を2科目型 (物理化学なし) と4科目型 (物理化学あり) のように分類すると各大学の特徴を捉えることができます。
<4科目型>
北海道、弘前、筑波、新潟、浜松医科、福井、大阪、滋賀医科、島根、山口、香川、愛媛、高知、琉球、北里
<2科目型>
旭川医科、秋田、東京医科歯科、名古屋、金沢、富山、群馬、神戸、岡山、長崎、大分、鹿児島、岩手医科、東海
と大別することができますが、
物理化学以外にも、
弘前、筑波、新潟では数学が出題
北海道や名古屋などでは統計学が出題
群馬、鹿児島、名古屋などでは過去に物理化学を出題されたことがあります。
2. 書類選考について
秋田、金沢、岡山、大分では一次試験として書類選考を行い、
合格者を絞った上で筆記試験が行われます。
秋田:入学後の抱負、推薦書、成績証明書などから総合的に判断
金沢:志望理由書、推薦書、成績証明書などから書類選考
岡山:課題作文、推薦書、成績証明書などから書類審査
大分:課題小論文、推薦書、成績証明書などから書類選考
となっていますが、
どの大学も800字以上の課題かつ内容も毎年変わる可能性があるため、
募集要項の発表と同時に書き始めることをお勧めします。
出願期間が限られているため、構想を練るのに十分な時間を確保しておく必要があります。
3. 推薦書類の有無について
編入試験では大学によって出願時に推薦書が必要となる場合があります。
推薦書有:旭川医科、秋田、群馬、東京医科歯科、金沢、浜松医科、滋賀医科、
神戸、島根、岡山、山口、愛媛、長崎、大分、鹿児島、琉球、北里
推薦書無:北海道、弘前、筑波、新潟、富山、福井、名古屋、大阪、
鳥取、香川、高知、岩手医科、東海
推薦書類はある程度の日数を見込んで
早い時期に指導教員などに依頼することをお勧めします。
4. まとめ
このように各大学で入試形態が異なるため、受験校や受験時期などの戦略を練ることが重要になります。
実際に受験される大学は必ず過去問を参照することをお勧めします。
次回は、各科目の対策について述べていきます!