受験生の皆様こんにちは。
第3回は
連載(1)(2)で扱った効率の良い対策とは何かについてより掘り下げていきます。
学士編入の対策を始めるにあたり、まず始めにどのような行動を取りますか?
マクマリー有機化学や、Essential細胞生物学などの分厚い教科書を1から読み始めますか?
いきなり分厚い教科書を1から読み始める行動を取ってしまった場合、
(じっくりと戦略を練った上で読み始めるのであれば問題はない)
費用対効果が極めて悪くなり、合格までに要する期間が伸びてしまうと考えます。
大学生の方は期末テストに置き換えてみてください。
期末テストが近くなったが、全く対策をしていない。でも、単位はなんとしても欲しい。
こんな経験ありますよね。
この時、試験範囲となる何百ページもある教科書を1から読み始めますか?
多くの大学生はもっとより効率的に単位を取る方法を考えますよね。
友人や先輩に相談して自分の現状を明確にして、過去問から厳選した範囲を集中的にやりますよね。
社会人の方も同様です。
期日や予算が決められたプロジェクトが進行する場合どのような行動を取りますか?
何十ページにも及ぶ資料を1から全て読み込むという具体的な作業から始めますか?
上司に相談して全体像を把握し、自分の役割を確認してから具体的な作業に取り掛かりますよね。
私がお伝えしたいことは、学士編入の対策も同様であるということです。
自分の現在の立ち位置を客観的な視点から把握し、
最短でどのような対策をすれば良いのかを明確にすることが重要であると考えます。
いわば、編入試験合格というベクトルを正しい方向に合わせ、走り出すことが最も効率の良い対策であると言えます。
そのため、分厚い教科書を闇雲に読破しようとするのは極めて効率の悪い方法であると言えます。アウトプットができない上に、短期間で何百ページもある教科書全てを理解し、暗記することができる人は極めて少数だからです。
では、具体的にどのようにすれば良いのか?となりますが、
これは、受験生によって立ち位置が異なるため実際に相談して頂くのが最も良い、ということになります。学士編入では、大学によって出題される範囲や試験科目、受験生のバックグラウンドの中身が再受験以上に影響を与えるからです。
しかし、これでは答えになっていないため、ごく普通の編入受験生を対象にした対策を考えます。
この場合、大学受験レベルの標準的な内容を短期間で高速に反復し基礎を確立すると共に、各大学の過去問を確認し適宜調整を行い、大学レベルの対策を行ってください、というアドバイスが1つの答えになります。
この根底には、編入試験で課される試験科目全てを大学在学時に学んでいない受験生が大半を占めると共に、大学レベルの内容は高度であるため十分な基礎知識がないと挫折してしまい時間効率が悪化するからです。
では、大学受験レベルの対策を高速で反復するにはどうすれば良いのか?となりますが、
これは、トップの学生に指導してもらいながら学習を進めるのが最も効率の良い方法であると考えます。
各科目の対策を熟知しているため、受験生の現状から取るべき行動を明確に提示してくれるからです。
次回は、試験科目の概要について取り上げていきます!
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