受験生の皆様こんにちは。

 

今回より、医学部学士編入対策の連載をしていきます。

 

第一回は、医学部再受験と医学部学士編入の概要についてです!

 

社会人や大学生が日本の医学部を経て医師になりたいと志した場合、

1. 医学部再受験

2. 医学部学士編入

のどちらかの制度を利用して医学部に入り直すことになります。(2021年5月現在)

 

両者では、

受験層・試験科目・募集定員・入試時期・併願数などが異なるため、

違いを理解し受験戦略を立てることが重要になります。

 

1.  医学部再受験の概要

医学部再受験では、共通テストや二次試験を経て医学部に入学をするため、

主に高校生や浪人生と競い合うことになります。

共通テストと二次試験の対策を主に行うことになります。対策には、英語・国語・数学・理科・社会をはじめとする教科の幅広い対策が必要となりますが、高校範囲から全ての問題が出題されるため、過去に大学受験を経験したことのある人にとっては大きなアドバンテージになります。また、全国81大学の医学部の募集定員は国公立大4035人(前期+後期)、私立大2890人(一般入試)となっています。入試時期は毎年12月から3月までとなっています。そのため、受験校は国公立大学前期1校+後期1校+私立大学複数校となります。

 

2. 医学部学士編入の概要

医学部学士編入では、大学を卒業した(卒業見込みを含む)学士を持つ者を対象に医学教育を受けさせる制度が目的であるため、主に社会人や大学生と競い合うことになります。

各大学が独自に出題する筆記試験の対策に加えて、面接も非常に重視されるため、面接の対策も行う必要があります。学力試験では、生命科学・英語・物理・化学の4科目が中心(大学によっては生命科学・英語の2科目)となっています。高校範囲から大学教養レベルまでと各大学によって出題傾向に差があります。また、TOEICやTOEFLをはじめとした外部試験の導入が行われている大学も多くあります。大学の専攻によっては学力試験の対策に大きなアドバンテージになる場合も多くあります。また、全国27大学の医学部が実施しているため募集定員は国立大200人、私立大19人となっています。入試時期は各大学が独自に決めているため、5月から12月までとなっています。そのため、受験校は国立大学複数校+私立大学複数校という併願が可能となりますが、面接試験の日程重複もあるため注意が必要です。

 

社会人や大学生の方々はお仕事や研究、授業などがあるため、限られた時間の中で効率よく対策を行い入試を突破する必要が出ていると思います。

勉強効率を最大にするためにも、できる限り早い段階で再受験をするのか学士編入をするのかを真剣に考え選択することをお勧めします。

 

次回は、医学部学士編入の近年の傾向についてです!

 

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