前作の大ヒットで新世代ラッパーの中でも別格のスターとなったドレイク(Drake) の真価が問われる新作“Take Care”の発売が全米で今月15日に迫る中、アルバム音源が次々に流出。セールスにも影響を与えると考えられるため発売前の音源流出には神経を尖らせ、怒りをあらわにするアーティストも多いが、しかしドレイクはまったく意に介していないようだ。 ここ最近ではビヨンセ(Beyonce)の最新作が発売3週間前に通常盤の収録曲全曲がリークされるなど、いまや日常茶飯事となった発売前の音源流出はある意味で注目度の高さを示しているが、すでにほぼ全曲が流出しているドレイク自身も余裕の態度を見せている。リアーナ(Rihanna)との表題曲 “Take Care”や、リック・ロス(Rick Ross)参加の“Lord Knows”など次々に流出している問題にいち早くTwitterで反応したドレイクは、「アルバム全曲がリークされたかどうかは分からないけど、(発売の)1ヶ月前に起こらなかったことを神に感謝する」「ぜひ聴いて、楽しんでくれ。それで気に入ったら買ってくれよな。……そして次回まで‘Take Care’(大事に)しておくように」とコメントしている。 また米Billboard誌の取材で、J.コール(J. Cole)のアルバムが同じく発売1週間前に流出するも余裕で初登場全米1位に輝いたという事例からポジティブな見方ができるのではとの話に、「まったくそのとおり。出かける前に(買うかどうかを)判断してもらえるし、結果的に(セールスに)貢献すると思うし、アーティストのためになる」との見解を示し、さらに流出を期待しているのでは?との突っ込みに「ああ、いつもそうだよ。リークを楽しみにしている。そうあるべきじゃないんだろうけどさ。俺に言わせれば、こういうのは‘理にかなった’リークだよ。みんなからの感想を聞くのは俺にとって助けになることだし」と返している。 なお、以前発表されたトラックリストには名前がなかったが、宣言どおりスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が参加していることが流出で明らかになっている。 関連してドレイクは、リック・ロスとのコラボ・ミックステープの制作を進めているという。“Y.O.L.O. (You Only Live Once)”と仮タイトルが付けられているが、発売日などは公表されておらず、突然リリースしてファンを驚かせるとのこと。(japanhiphop.org)
10月、飛行機に搭乗中にけいれん発作を起こして病院に緊急搬送され、予定していたライブをキャンセルするなど体調が心配されたラッパーのリック・ロス (Rick Ross)。その後レストランの開店記念セレモニーに登場し快復をアピールしたのに続き、TV番組に出演して倒れた原因を明かした。 人気TV番組「106 & Park」に出演したリック・ロスは、発作を起こした当日の出来事を振り返った。最初の発作は軽いものだったため気にせず、「ちょっとぐったりしたけど、でも行けるだろって思った」と説明。「それで飛行機に乗ったらまた発作が起きて、気がついたら医者の前だった」と振り返り、検査の結果、睡眠不足が問題だったと明かした。「このゲームで急成長し、ナンバーワンのレーベルにするためには、多くの犠牲を支払わなければならない。俺の場合、それが睡眠だったってことだ。毎日2時間睡眠だったよ」と睡眠不足の理由も説明している。 さらにリック・ロスは、「俺とジェイ・Z(Jay- Z)はこれまでにない最高にヤバいコラボ曲を完成させたよ。俺のアルバムに入るんだ」とブチ上げた。リック・ロスは現在、“God Forgives, I Don't”というニューアルバムを準備中で、12月13日リリース予定と発表されている。この新作からはすでに、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)をフィーチャーした“You The Boss”と、ジャスト・ブレイズ(Just Blaze)のプロデュースによる“I Love My Bitches”の2曲がシングルとしてデジタル・リリース済(日本では未発売)。(japanhiphop.org)
今年7月に急逝した世界的な人気を誇る英シンガー、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)の未発表曲集が12月にリリースされることが明らかになった。 英NMEが報じたところによると、12月5日に“Amy Winehouse Lioness: Hidden Treasures”と題された未発表曲集がリリースされるという。このアルバムは、これまでエイミーを支えてきた盟友、サラーム・レミ(Salaam Remi)とマーク・ロンソン(Mark Ronson)のプロデューサーふたりが参加し、完成させたものだとのこと。 全12曲を収録し、キャロル・キング(Carole King)の作で知られるシュレルズ(The Shirelles)の“Will You Still Love Me Tommorow”や、ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)らのバージョンで知られる“A Song For You”、ルビー&ザ・ロマンティクス(Ruby & The Romantics)の“Our Day Will Come”のカバーなどが収録されるとか。他にも「イパネマの娘」(“The Girl from Ipanema”)などを歌ったものもあるという。 また、“Wake Up Alone”のデモ・バージョンや、“Tears Dry On Their Own”や“Valerie”のスロウ・バージョンなど、既発曲の別バージョンのものも収録されるとのこと。すでに『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』のサントラで披露されていた“Will You Still Love Me Tommorow”のカバーがサントラと同じバージョンのものかどうかは伝えられていない。加えて、エイミーと同じ誕生日で彼女がファンだったというナズ (Nas)との“Like Smoke”や、先日リリースされたトニー・ベネット御大(Tony Bennett)との“Body & Soul”も収録されるとのこと。 先日、その死因が致死量を超えたアルコールの摂取による急性中毒死と発表されたエイミーは、数々の賞に輝いた06年発表の大ヒット作“Back To Black”に続く新作の制作を昨年から本格的にスタートさせていたが、この新作用の音源が使われているかどうかは今のところ不明。(japanhiphop.org)