出所後初のアルバムの制作を進めているラッパー、T.I.だが、そのニューアルバムのタイトルを“Trouble Man”に正式に決定し、新曲の音源も公開した。 タイトル候補として“Trouble”と“Kill the King”が挙がっていたが、米Billboard誌の最新インタビューにて、「タイトル曲を作っている時にスタジオのスピーカーから偶然マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の“Trouble Man”が流れたんだ。暗黙の了解で決定さ」と述べ、マーヴィンの曲にインスパイアされてタイトルを“Trouble Man”に決定したことを明かした。新作の内容については、「何度も自分のことを話してばかりきたが、このアルバムでは初めて、これまでに経験してきたこと……これからはもう経験しなくてもいいだろうことを語っている。今はもうパーティ三昧の生活はしていないからね。多少はしているけど、当時のような生活とはまるで違う」と説明している。 またこの新作から、T.I.と同郷アトランタに拠点を置くプロデューサー・デュオ、トゥー・バンド・ギークス(Two Band Geeks)による“Pyro”を公開。「自信を持ってお届けできる直球のパーティーソングだ。バカ騒ぎした余韻を引きずった翌朝が懐かしくなるような曲だ」と語っており、シングル候補に挙がっているようだ。 すでに45曲もの楽曲を収録候補として完成しているという同作、現時点ではケイティ・ペリー(Katy Perry)のポップ・ヒット曲を数多く手がけたドクター・ルーク(Dr. Luke)なども参加しているとのこと。T.I.は、ルークが手がけたケシャ(Ke$ha)“Sleazy”のリミックス・バージョンに参加していたことがある。(japanhiphop.org)
‘超大型新人’という枕詞に違わぬ活躍を続けているカナダ出身ラッパー/シンガー、ドレイク (Drake)のセカンドアルバム“Take Care”が今月15日に発売され、その初週売上枚数が67万5000枚から72万5000枚の間になるとの推計が出た。 全米で今月15日に発売されたドレイクの新作“Take Care”は、発売一週間前に音源がインターネット上に流出したにもかかわらず、前作“Thank Me Later”の45万枚を大きく上回るものとなりそうだ。これで米Billboardアルバム総合チャートの2作連続で初登場1位は確実。また、レディー・ガガ(Lady Gaga)の“Born This Way”(110万枚)、リル・ウェイン(Lil Wayne)の“Tha Carter IV”(96万枚)に次ぐ今年3番目のビッグセールスとなり、「2枚目のジンクス」も見事にはねのける結果となった。 この新作“Take Care”には豪華ゲストが名を連ねるが、中でも大きな話題となっているのは音楽界の巨匠スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の参加。この共演についてドレイクは、「俺を若造扱いして説教臭いことを言うわけでもなく、ひとりの人間として同等に扱ってくれた」と述べ、その偉大さに触発されたようだ。なお、ドレイクはジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)の参加も熱望し、彼との共演用の曲も準備していたが、ジャスティンが映画撮影であまりに多忙だったため、こちらは残念ながら実現しなかったという。 また「初週セールスで100万枚を狙うか」との問いには、「100万枚は誰もが憧れる数字だが、現実的ではないね。それはリル・ウェインやエミネム (Eminem)といったカリスマだけが出せる数字だ。俺はまだその域には達していない。数字よりみんなの評価の方が気になるし、買ってもらえれば満足だ」と答え、数字にこだわらない余裕を見せている。(japanhiphop.org)
自身のレーベルThink Common Entertainment/Warnerからの第一弾リリースとしても注目のラッパー/俳優コモン(Common)の新アルバム“The Dreamer / The Believer”のトラックリストが公開された。 同作の監修者で「カニエの師」としても知られるノーI.D.(No I.D.)がiPhoneなどの写真アプリinstagram上で曲順がタイプされたたけのマスターCDのパッケージ写真を掲載して明らかになったもの。 12月20日発売予定の同作全12曲中、ゲストはわずか3人だが、ファースト・シングル“Ghetto Dreams”に参加のナズ(Nas)と、“The Dreamer”には異色ともいえる公民権運動にも参加した御歳83歳の女流作家/詩人のマヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)、“The Believer”にはおなじみジョン・レジェンド(John Legend)と、コモンらしい渋いラインナップとなっている。 3年振り、9作目となる同作についてコモンは「ヒップホップであり良い音楽でもある。ソウル・ヒップホップとでも呼ぼうか。ノーI.D.も俺もアーティストへと成長したからには、より広い層にアピールできるレベルアップした音楽を求めた。根底に流れるのはもちろんヒップホップだけどね」とコメント。今月に入ってサードシングル“Sweet”をリリース、ハイチで撮影されたというミュージックビデオも間もなく公開予定とのこと。(japanhiphop.org)