(株)プライムデンタルの広報運動家、

こばやし たけのりです。

 

 

歯の治療をする際、

その治療箇所、治療内容にもよりますが、

 

出来れば元通り、

自然な白い歯に回復したいものですよね?

 

 

「芸能人は歯が命」

相当古いCMのキャッチコピーが

ふと思い返されるのですが、

 

一般の方にとっても、

歯は大切にしなくてはなりません。

 

 

 

近年では、歯科材料の進化により、

保険が適応する白い歯も

その適応範囲が広くなってきています。

 

https://ameblo.jp/prime1995/entry-12589660408.html

↑以前の記事

 

とはいえ、

まだまだ奥歯の治療には

銀色の金属(パラジウム)が使われることも多く、

認知されるのもこれからといったところでしょうか?

 

 

白い歯と言っても、

保険の適応する材料のモノから、

 

保険の適応しないわゆる、

自費診療の材料まで

 

さまざまなバリエーションが存在します。

 

 

しかし、そんな白い歯ですが、

一概に色だけで判断してはいけません。

 

 

それは一つ、素材の硬さにあります。

 

 

基本的に保険の適応する

白い歯の素材は柔らかく比較的

すり減りやすいものとなっています。

 

誤解のないように補足しておくと、

だから悪いということではありません。

 

 

一方で保険の適応しない

自費の歯というのは、

 

当然、保険の白い歯に比べて

硬く頑丈な素材でできています。

 

 

しかし、ここからが問題です。

 

硬く頑丈な白い歯は、

 

ときに、それとかみ合う歯を

すり減らすことにつながる場合があるのです。

 

それは特に男性に多く、

 

噛み合わせがしっかりとしていて、

 

噛む力が強く、

 

ブラキシズム(歯ぎしり)をする人には

特にその歯をすり減らす傾向にあるのです。

 

 

もちろん、適応条件は様々あり、

多くの方がこれに該当するわけではありません。

 

 

そんな中で、

私たち歯科技工士は、

 

状況に応じて

 

ゴールド冠(金歯のこと)

 

を選択することがあります。

 

 

一般の方は、

ほとんど選択肢にない材料だと思いますが、

作り手はいまだに選択肢の一つに取り入れます。

 

当の私も、左側上顎7番にゴールド冠が入っています。

(自分で作りましたw)

 

 

ゴールドの特徴は、

 

①酸化しないという科学的安定性

 

②どんなに薄くても割れないという物理的安定性

 

③天然歯と同じように摩耗し、

同じように熱膨張するという生体親和性

 

これらを兼ね備えた、信頼性の高い材料なのです。

 

 

もちろん、審美的に影響のある歯に

ゴールドは好まれないと思いますが、

 

私のように目立たない箇所の歯であれば、

銀歯よりも意外と目立ちにくいものです。

 

 

とはいえ、

ゴールドを強く推奨するわけではありませんが、

 

知識として、

選択肢の一つとして、

 

知っていて損はないと思います。

 

なかなか、マニアックな話でしたが、

少しでもお役に立てれば幸いです。