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ローバー隊隊長の言葉

月一のローバー隊集会での、「隊長の言葉」です。

スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「社会に貢献できる青年の育成」です。

ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。

そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「B-P ラストメッセージ」です。

 

前回はボーイスカウトに向けたB-Pからのラストメッセージを紹介しました。

実はラストメッセージは女性であるガールガイド(イギリスからアメリカにガールガイドが伝わった時にガールスカウトとなりました。日本もその影響です)に向けたものもあります。

今回はそちらを紹介します。

 

 私の愛するガイドの皆さん、

 これは、あなたがたが私から受け取るものとしては最後となる、お別れの手紙です。

 私がいなくなっても、あなたの人生における仕事は、あなた自身が幸せになり、

  またまわりの人々を幸せにすることであるということを、覚えておいてください。

 気楽で簡単なことのように聞こえたのではないでしょうか。

 あなたは、まず、人々に対する善行をもって、まわりの人々を幸せにすることを始めます。

  すぐにそれは返ってくるので、あなたは自分が幸せになることについて心配する必要はありません。

 あなたがまわりの人たちを幸せにすると、すぐにそれが起こります。

 あなたがまわりの人たちを幸せにすると、あなたも幸せになります。

 将来、あなたが家庭を持ったとき、それを明るく朗らかなものにすれば、

  あなたは夫を幸せな人にするでしょう。

 家の中のすべてが明るく陽気であれば、男性は飲み屋に出向くことは少なくなり、

  家にいつもいるようになるでしょう。

 それは大変な仕事かもしれませんが、それはあなたにきっと褒美をもたらすでしょう。

 それから、もしあなたが、子どもたちの健康を保ち、清潔に気遣い、絶え間なく関われば、

  子どもたちはきっと幸せになるでしょう。幸福な子は親を愛します。

  子から愛されること以上の大きな喜びはありません。

 私は、この世において、神が人の幸せを定めていると信じています。

  神は、私たちに美と驚異に満ちた人生を与えてくれました。

  更に私たちに、目で見るだけではなく、それを理解する心を与えてくれました。

  ― もしその光の中でそれらを見つめる心を持てばです。

 私たちは、輝く日の光と華々しい景色を楽しむことができます。

  私たちは木や花の美しさを見ることができます。

  私たちは、種子が成長し、若い植物が育っていき、それが枯れて他の花に取って代わるしくみなど、

  そのような驚きの姿を見ることができます。

 人と同じように、植物だって死を迎えますが、その死の後、他の花が生を引き継いでいきます。

 人と同じように、植物だって死を迎えますが、創造主の設計のもとで、種は絶えることなく、

  新しい生と成長が実行されていきます。

 そう、あなたはわかりますね。あなたたち女性は、二つの役割において、神に選ばれたしもべです。

  一つ目は、子をこの世界に生誕させ、そこに生きる男性と女性に育て上げること、

  二つ目は、幸せな家庭を築き、夫と子どもたちの朗らかで素敵な同志であることをとおして、

  世界に幸福をもたらすことです。

 そして、それはあなたがガイドであることで、特にいえます。「同志(comrade)」であること 

  ― つまり、あなたの夫の仕事と願望に関心を持つことにより 

  ― あなたの思いやり(sympathy)と助言(suggestions)でもって、彼を助けることができ、彼のガイドになることができます。

また、子どもを育てる際は、身体(bodies)や健康(health)だけでなく、心(minds)と品性・人格(characters)の強化と訓練をすることにより、彼らの人生のより有意義な活用と楽しさをもたらすでしょう。

 このように愛と幸福を与えることによって、あなたは、夫と子どもたちから返ってくる愛を受け取ることになるでしょう。― この世界に、これ以上に良いことがあるでしょうか。

 あなたは、天国が、人が死んだ後の天空のどこかにある幸福の一種などではなく、今、この世界、自分自身の家の中にあるのを見つけることになるでしょう。

 ですから、まわりの人々を幸せに導いてあげてください、これがあなた自身に幸福をもたらすことになるのです。この行いこそが、神があなたに望んでいることなのです。

 神があなたとともにいますように。

ベーデン-パウエル

 

スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、

スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。

 

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