スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「社会に貢献できる青年の育成」です。
ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。
そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「平和」です。
いよいよスポーツと平和の祭典、オリンピックが始まりました。スカウティングの創始者B-Pも軍人だった経験から、少年少女たちに平和な社会が続くことを祈って、スカウティングフォアボーイズを執筆しました。
さて平和とはどのような状態を指すのでしょうか。南の島の楽園や戦争のない社会であることはもちろんですが、端的に言えば人々が平等に安心して暮らせる状態と言えるでしょう。しかし依然として戦争、人種差別、貧困、薬物、暴力、いじめは後を絶ちません。
答えのひとつは、平和の三原則「いるべき場所がある/やるべきことがある/守るべきものがある」です。現代の日本ではほとんどの子どもは、最初の「いるべき場所」は与えられていると思います。大人になるにつれ自身の「存在意義」に苦しむ人も多いでしょう。しかしいるべき場所が固まり、やるべきことが決まった時、生き生きと進むことができるでしょう。そしてそれが守るべきものとなったとき、人は強くなります。それは一つとは限りませんので、いろいろな経験をしていきましょう。
スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、
スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。
Paddle your own canoe
おまけ もうひとつのアンノウンスカウト
世界最大のハンバーガーチェーン、マクドナルドが日本の銀座で第一号店をオープンした時のお話です。
田沢 ハンバーガーが80円。ビッグマックが200円。当時、喫茶店のコーヒーが100円、街の中華屋のラーメンが80円くらい。ニクソン・ショックで1ドル360円の時代が終焉しても、まだ割高感がありましたね。ただ、憧れのアメリカンスタイルに触れられたという嬉しさもあった。
山迫 でも、開店直後は閑古鳥が鳴いていたんですよ。第1号店はわずか45㎡のテイクアウト専門店。路上で立ったまま食べるか、家に持ち帰るしかなかった。
田沢 当時の日本の常識では、公衆の面前でものを食べることは下品でしたから。立ち食いなんて論外だった。
山迫 ところがその週末、奇跡が起きました。偶然来日していたアメリカのボーイスカウトたちが慣れ親しんだMマークを見つけて、店に押し寄せてきたんです。彼らは歩行者天国を歩きながら、あるいは路上に座り込んで、コーラを片手にハンバーガーにかじりついた。
泉 なるほど。その姿を見た日本の若者たちが、「ああやって食べるのか。かっこいいな」と飛びついたわけですね。
山迫 その通りです。あっという間に行列になりました。その日のお客さんの数は、なんと1万人。名前も知らないあのボーイスカウトたちが、実はマクドナルド成功の立て役者なんです。いまでも感謝していますよ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/42795?imp=0