スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「社会に貢献できる青年の育成」です。
ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。
そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「謙虚」です。
ボーイスカウトの活動の特徴のひとつとして、班活動(パトロールシステム:グループワーク)が挙げられます。人類の成り立ちには「ムラ」社会の発展が重要であったように、人間には生きていくためにコミュニティが必要です。そこには「長(おさ)」と呼ばれるリーダーが誕生しました。ボーイスカウトにも、指導者だけでなく、組長や班長、ユニットリーダーやチーフローバーなど、それぞれの隊にリーダーシップが求められます。ボーイスカウトは「社会に貢献できる青少年の育成」が目的なので、その時代の社会に促したものでなくてはなりません。だから私は「ボーイスカウトは小さな社会」だと思っています。
社会でも学校や会社、家庭にも人の上に立つ存在、リーダー(長(おさ))が存在します。
そのリーダーには謙虚さが求められると思います。
ボーイスカウトのちかいとおきてには謙虚という文字は出てきませんが、特におきての8項目にはすべて謙虚の精神が見られると感じます。たとえば、1誠実には「自分のつとめを果たし」、2友情には「立場や考え方を尊重」、3礼儀は「目上の人を敬う」4親切は「いたわり」5快活「不平不満を言わず」6質素「物や時間を大切」7勇敢「くじけず」8感謝「奉仕」という言葉がその代表です。
謙虚とは自分ひとりの人生では幸福と言えないこと、他の人とのつながりがあることに感謝すること、
一人より他者の知恵や力で成功へと導かれることを自覚することだと思います。
この隊長の言葉の文末にはPaddle your own canoe 自分のカヌーは自分で漕げというB-Pの言葉を載せていますが、これは自分の人生を前を向いて自分の力で切り拓いていく、ということです。その力をつけていきながら、リーダーとして、コミュニティの一員としての調和を取るために。謙虚な気持ちが必要であるということを感じてほしいと思っています。
スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、
スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。
Paddle your own canoe