スカウティングの原則をもとに、ローバー活動や指導のヒントになるような話をしています。
今月のテーマは「問題とは」です。
人間はいつも何らかの問題を抱えています。
個人だけでなく家庭や職場、そしてもちろんボーイスカウトのような団体やグループも例外ではありません。
”問題”は厄介なものです。
その場からなくしたいと思うのが普通の気持ちです。
しかし大事なのは、問題が発生する原因です。
そこを解決しなければ、問題は再び発生します。
日本語には”問題を片づける”という言い方があります。
これは上手い言い方だと思います。
まずはその”問題”なことを、視界から消してしまうわけです。
最も簡単な対策だとは思いますが、根本的な解決方法ではありません。
例えば野生動物が農業の作物を食べてしまうという”問題”があります。
害獣として野生動物を駆除することは、人間側の一方的な対策でしかありません。
立場による主張が出現するのは自然なことかもしれません。
そしてアメリカに新大統領が誕生しました。
アメリカこそ世界一、
もう一度その栄光を取り戻そう、という意向は理解できます。
しかしそのために起こる他の不幸は仕方ないこと、
という言い様が理解できません。
テロの根絶を明言していますが、自分勝手な言い分がテロという方法を生みだしていることが
大きな”問題”だと考えている様子がまったくないことがとても残念です。
ベンチャー部門におけるプロジェクト法で「問題解決型」と「課題追求型」に分けて考える方法があります。
現状よりマイナスな”問題”は”解決”するものであり、なくすものではないのです。
そして原因を究明して対策しなければ、決して”問題”は”解決”しないのです。
簡単になくせるものではないのです。
そして”問題”が発生する前に、”課題”を抽出し、それを”追求”していくことが重要です。
ボーイスカウトはビーバー、カブ、ボーイ、ベンチャー、ローバーと累進的進歩をしていきます。
スカウティングのシステムは本当によくできています。
私たちアドバイザーもボーイスカウトの”問題”と”課題”にきちんと向き合っていきたいですね。
ローバースカウトと共に。
スカウティングの本質は、人の「役に立つ」こと。
スカウティングの真髄は、何事もあきらめずに「続ける」こと
ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。
Paddle your own canoe