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ローバー隊隊長の言葉

月一のローバー隊集会での、「隊長の言葉」です。

スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「自分で考えて行動できる青年の育成」です。

ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「少年」です。

 

B-Pはよい指導者の条件として「何も難しいことではない。いつもBoymanであればよい」と話しています。

私たちは指導者として、いつも少年の心を持っていなければなりません。

そのことを具体的に実行するために最適な詩があります。

昭和40年代に「明日はきみたちのもの」というNHK番組がありました。

詩人サトウハチローが様々な少年の活動に触れ、そこから詩をつくるというものでした。

ボーイスカウトの活動を見てサトウハチローが書いたものが、団キャンプの終わりの朗読でよく知っている

「からだでおぼえたものははなれない」と、今回紹介するこの詩です。

 

少年よ ちいさくかたまるな~サトウハチロー

 

森がある 高い木がある のぼりたくなる

山がある 洞窟がある 中へはいりたくなる

地図がある ひたいをよせて 指でたどる 仲間と歩きたくなる

これが少年の心なのだ

ものに向かっていく少年の心

その心こそ大切なのだ

みみずばれ キリキズ たんこぶ

赤いクスリ 白いホータイ

想い出の中にうかびあがる たのしい色

少年よ

空気をかみしめながら

自分をためし 自分と戦え

少年よ

小さくかたまるな

動きがとれなくなる

のびる手がある 動く足がある 使いたくなる

するどい目がある 敏感な耳がある ものを見きわめたくなる

冒険がある 夢がある 願いをかなえたくなる

少年よ

その中におもいきりひたり

その日その日の生活(くらし)に

すばらしい弾力をつけろ

サトウハチロー詩集「明日はきみたちのもの」より

 

少年は野外の活動で多くを知り学ぶことができます。

そして青年の活動の場は、社会です。

ビーバーやカブが外でわくわく遊ぶように、

ボーイやベンチャーが野外で挑戦するように、

ローバーも社会で力を発揮してほしい、と思っています。

ぜひこの詩のようなわくわく感を忘れずに、思いを形(価値)にする力を育ててください。

 

 

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