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ローバー隊隊長の言葉

月一のローバー隊集会での、「隊長の言葉」です。

スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「自分で考えて行動できる青年の育成」です。ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「父の日」です。

 

6月の第三日曜日(今年は6/18)は父の日です。

母の日に比べるとやや地味な印象がありますので、改めて紹介します。

1909年にアメリカのジョンブルースドット夫人によって、男手ひとつで育ててくれた自身の父に感謝するために牧師教会に働きかけ、広まりました。その後1916年には28代ウィルソン大統領が父の日に演説したことで徐々に世間に浸透し、1972年にようやくアメリカでの正式な国の記念日になりました。

日本でも戦後1950年ごろから世間に知れ渡ってきましたが、1980年代のデパートのギフト商戦をきっかけに知られるようになりました。

母の日はカーネーションを贈ることで有名ですが、提唱したドット夫人が父の墓前に白いバラを供えていたことから、父の日にはバラを贈ることが多いようです。

 

もしもプレゼントに迷うことがあったら、お父さんの好きなことを一緒にしてあげてください。

例えば登山やドライブ、音楽鑑賞。何も思いつかなければ、好きな食事に連れて行くのもよいし、手作りで料理をふるまうというのもよいアイディアだと思います。

 

以下は創始者B-Pが息子に書いた手紙です。「ピーターよ、君が16才になったときに読むように長い手紙を書いてある。それはローバーリング ツウ サクセスである。 その本の中には16才の少年としての知らなくてはならないことを書いてある。もちろん他の少年達にも立派な人間になっていくために読んでもらいたい。人生の道しるべとして読むように書いてある。 私の父は3才の時に死んだので、父から学ぶことはできなかった。君が16才になるときは、私は死んでいるであろう。たとえ死んだとしても、その本は君の良き父となるであろう。・・・・父より」

 

ローバー部門新設のきっかけとなったRovering to successは最初は創始者B-Pの父から息子へ大人になるためのメッセージだったのです。

この本は、男子が人生で遭遇することになる5つの暗礁(いわば誘惑)への対処方法が順に語られていきます。

5つの暗礁とは馬(=ギャンブル)、酒、女、カッコウといかさま師(=自分を洗脳しようとするマスコミ・批評家・作家・政治家・思想家・宗教家など)、無宗教の5つのことで、最初の3つは「飲む、打つ、買う」のいわゆる男の三道楽煩悩(さんどらぼんのう:江戸時代の流行り言葉)に当たりますが、もちろん女性にも参考になる大人になるための指南書と言えるでしょう。

 

「親孝行、したい時には親はなし」ともいわれる通り、身近な存在である両親への感謝の気持ちを行動に表すことは、ついつい忘れてしまいがちです。

今年はぜひ家族みんなで父の日をお祝いしてくださいね。

 

スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、

スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。

 

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