スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「自分で考えて行動できる青年の育成」です。ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「Stick to it!」です。
本年は日本連盟創立95周年です。
それを記念してこの夏に「日本ジャンボレット」が開催されます。
会場は、茨城県高萩市の「大和の森 高萩スカウトフィールド」です。
聞きなれない人もいるかもしれません。
この大会によってグランドオープンとなるボーイスカウト日本連盟の新しい施設です。
平成24年に大和ハウス工業株式会社より茨城県中戸川地域に82万坪の広大な森林の寄贈を
受け、茨城県や高萩市の支援・協力を得て開発を行っています。
標高は約350~515mで、主な常設施設として、管理棟、野外講堂、水洗トイレ、温水シャワー、水汲み場、駐車場があります。
82万坪とは東京ドーム57個分の広さ。つまり、とてつもなく広い!
そして「ジャンボレット」という名称。
「ジャンボリー」は創始者B-Pが名づけた全国的なキャンプ大会の総称。
「ジャンボレット」それに比べてやや小規模な大会の時に使われます。
ちなみに県単位だと「キャンポリー」と呼ばれることが多いようです。
その記念すべき大会である「日本ジャンボレット」の大会テーマが今回のテーマ「Stick to it!」です。
この言葉はスカウティングフォアボーイズの第Ⅶ章騎士道の「不屈の精神」という章に出てきます。
ある二匹のカエルが、牛乳の入ったバケツに落ちてしまった。
這い上がろうとしたが、バケツの縁までは高く、壁はつるつるしてどうにもならない。
一方の、あきらめの早いカエルは言った・・・「もうだめだ。僕たちはここから出られないよ」
そして目を閉じ、バケツの底に沈んでいって溺れ死んだ。
もう一匹のあきらめの悪いカエルは、「いやだ。死にたくない。何とかならないのか」と、
とにかく泳ぎまわり、出口を探したり、跳び上がったりしていた・・・。
そうこうするうちに、いつの間にか足元のミルクが固くなってきた。
かきまわされた牛乳の表面がバターに変わっていたのだ!
カエルはその上から跳び上がって、バケツから出ることができた。
だからうまくいかないときにも微笑してツグミのように「Stick to it! Stick to it! Stick to it!(がんばれ がんばれ がんばれ)」と歌うことである。
成功するために大事なことは、思い通りにいかない時に耐えていくということだ。
ツグミの鳴き声に例えるところがユーモアたっぷりのB-Pらしいところです。
初期のおきての8、スカウトはいかなる困難のもとでもほほえみ、口笛を吹く。
というところからもわかるとても大切なことです。
スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、
スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。
Paddle your own canoe