スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「自分で考えて行動できる青年の育成」です。
ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「生きること」です。
アメリカの先住民に語り継がれるこの言葉
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」
つまり皆に祝福されながら誕生した「生」が、やがて年月を経て、世界を肯定しながら穏やかな「死」を迎えます。
創始者B-Pもスカウトに向けたラストメッセージで、「私はとても幸せな人生を送りました。だから、あなたたちも私と同じように幸せな人生を送って欲しいと思います。神さまは、私たちが幸せで楽しい人生を送るよう、この素晴らしい世界にお送り下さったのだと、私は信じています。」と言っています。
生きていれば、いろいろあります。
赤ちゃんには赤ちゃんの、子どもには子どもの、若者には若者の、
それぞれの悩みがあるものです。
人間は生まれたときに、何がしかの役割を神様にいただいてこの世に生を受けます。
迷っている人は、その役割を発見できないでいるに過ぎないのです。
よく人生は旅のようなものだ、と言われます。
ボーイスカウトでも、ハイキングで迷ったらまず現在位置を確認しなさいと指導されます。
人生でも同じです。
自分はどこにいるのか、どこに行きたいのか、それを時折確認することが大事です。
また、迷ったと思うときは、自分が一人だと感じているときが多いようです。
そんなときはB-PがVSに言う通り、「Look Wide~視野を広くもつこと」です。
アメリカの先住民にはこんな言葉もあります。
「われらインディアンの行ないは、すべて円環を描く。
それは、この世の力がつねに円環を描いて働くからである。
すべては丸くあろうとする。
空は丸い。大地も玉のように丸いと聞いた。
星々もまたすべておなじだ。
風も、その最大の力を発揮するときには、渦を巻く。
鳥たちも円形の巣をかけるー われらとおなじ信仰のもとに。
季節も、大きな円環を描いてめぐりくる。
もとの場所にかならずもどってくる。
人の一生も、子どもから子どもへと、円環を描く。
力の働くとき、そこに必ず円環がある。」
がんばった後には必ず足跡が残っているはず。それがあなたの実績です。
誰かがちゃんと見てくれています。そう思うことが自分を信じることです。
まずはそこから始めましょう。
円環があるのですから、必ず続いていくはずです。
スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、
スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。
Paddle your own canoe