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ローバー隊隊長の言葉

月一のローバー隊集会での、「隊長の言葉」です。

スカウティングの目的は「社会貢献」であり、その目標は「自分で考えて行動できる青年の育成」です。ローバーはその最終部門であり、スカウティングの仕上げです。そのヒントになる話を毎回隊集会で話しています。今月のテーマは「自助 互助 扶助」です。

 

受次ぎて国の司の身となれば忘るまじきは民の父母

これは上杉鷹山が17歳で1767年に江戸幕府第9代米沢藩主となったときの決意を込めた歌である。藩主としての自分の仕事は、父母が子を養うごとく、人民のために尽くすことであるという鷹山の自覚は、徹底したものであった。後に35歳で重定の子治広に家督を譲った時に、次の3カ条を贈った。これは「伝国の辞」と呼ばれ、上杉家代々の家訓となる。

 

国家は、先祖より子孫へ伝え候国家にして、我私すべきものにはこれなく候

人民は国家に属したる人民にして、我私すべきものにはこれなく候

国家人民の為に立たる君にて、君の為に立たる国家人民にはこれなく候

藩主とは、国家(=藩)と人民を私有するものではなく、「民の父母」としてつくす使命がある、と鷹山は考えていた。しかし、それは決して民を甘やかすことではない。鷹山は「民の父母」としての根本方針を次の「三助」とした。

 

自ら助ける、すなわち「自助」

近隣社会が互いに助け合う、「互助」

藩政府が手を伸ばす、「扶助」

 

この「三助」は、スカウティングの原理に似ています。

 

私は、名誉にかけて、次の三条の実行をちかいます。

神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。→神へのつとめ

いつも、他の人びとをたすけます。→他へのつとめ

からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。→自分へのつとめ

 

スカウティングとは平和のための運動です。

平和とは楽園のようなのほほんとした緩やかなものではなく、

やるべきことがあり、いるべき場所があり、守るべきものがある状態です。

それには力や強さが必要です。

鷹山も藩を強くするには人民一人一人が強くならなければならないと思った。

だからこその「三助」であると考えます。

本当の力とは、恐れられるものではなく、頼られるものであることだと理解してください。

 

スカウティングの本質は「人の役に立つこと」であり、

スカウティングの真髄は「(物事を)やり続けること」です。

 

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