上野でカルティエ展を楽しみ
序でに足を伸ばしたのは
こちら
家紋の入った敷地の正門をくぐり抜け
馬車道を登り終えると大きな館
それはまるで貴族の館
一瞬、本国イギリスというよりも
イギリスが植民地にしていた
シンガポールを思い起こしました。
こちらはイギリス人の建築家の作品
と聴くと納得の建築です。
オーダーされたのは
三菱財閥の創業者岩崎弥太郎さんのご長男によるもの
とても広大な敷地ですが
戦後にGHQに接収される等の
悲運な時代背景を経て
半分くらい減っていると思います。
これ程立派な洋館をたてられた割りに
ライフスタイルは日本そのものです。
ご家族と使用人の暮らしは
日本建築の母屋に限定
この洋館は主に来客や接待に
使われていたようです。
日本家屋をたてるにも
当代一の大工さんによるもので、
贅沢な作りをしています。
東京の財閥や宮さまの洋館は、
普通に暮らしていましたからね。
岩崎弥太郎さんはドケチで有名な方ですから、ご長男さんのこの立派な邸宅にも驚きました。