学園寮の周りには,ムカゴやアケビなどの秋の木の実が豊富だ。
子どもたちは,小さなムカゴ採りに夢中になる。
特にA君は自然派で,そういう木の実が大好きです。
この時期になると,ムカゴを近くから探してきて,
自分で茹でて,塩をふって食べている。
この辺りの森を知り尽くしている,新留の公民館長さんが,
「ちょっと森を探検してみるかな?」と誘ってくださった。
公民館長さんのすぐ前の畑の木に,ムカゴが鈴なりになっている。
近くのおばあさんに了解を頂いて,早速手のひら一杯集まった。
みんなでお礼を伝えると,とても喜んでくれた。
いつも通らない道を,ゆっくりと車で進んでいく。
時期が少し早いらしい。アケビはたくさんあるものの,
まだ熟していないらしく,しっかりと閉じたままだった。
ヤマブドウを願ったが,それに似た苦い実はたくさん見つかった。
いろんな葉っぱや実を比べながら,
「どんなものにも似たものがあって,本物と偽物があるんだよ。」
と,教わった。
秋の山は,ひんやりとして心地よい。
しばらく行くと小さな川があり,子どもたちが大きな山太郎ガニを見つけたらしい。
一旦帰った後,網を持って捕まえに行き,見事捕まえてきた。
しかし,カニの処理をどうしたものか・・・
いつも色々と教えてくれる釣り名人に,A君が聞いてみる。
アドバイス通りにやってみた。
カニをキレイに洗って,水の中で泥出しをするのだそう。
今日は,カニのお味噌汁だ!
一匹と思いきや,釣り名人が先日捕らえたカニ3匹を持って現れ,
調理までしてくださった。
カニのエキスがたっぷり出た味噌汁を,どんぶりで頂き,
カニの身もしゃぶる。
満足笑顔で,「ごちそうさま!」