“森の学校楠学園” staff のつぶやき -8ページ目

“森の学校楠学園” staff のつぶやき

鹿児島県は蒲生町にある小さな認可外の私立学校(フリースクール)の日常を
スタッフの目からお届けします

周りの田圃では,稲刈りに精を出されている。

今年田植えをさせてもらった米丸の田圃の稲穂が実ってきた。

イノシシがやってくるので,今日やりたいんだけど・・・という話を受けて,

じゃぁやりましょう!ということに決まった。


カマを持って,やってみる。

初めての子どもたちもいるので,米丸のおじさん達が教えてくれる。

「二束ずつ×のように置いていくんだよ」と,その通りにやっていく。

小さい子どもたちは,稲穂を一気にカマで切り取ることが難しいようで,

何度もギコギコしながら刈り取っていた。

そして大人で,その刈り取ってくれた稲穂を,ワラで縛っていく。

この地方では,掛け干しを行なっている。

これはとても大変な作業だが,掛け干しをすると米の味が違ってくるということ。

美味しさが違うのだ。

子どもたちは,我先にと遊びも取り入れながら,どんどん稲穂の束を掛けていく。

おじさん達が掛ける竹を作るのが追いつかないくらいだ。

田圃の中に,何本もの稲束がぶら下がる。

掛け干しまでお手伝いしたのは初めてのことだった。

最後に,10本くらいの稲穂の束をいただきました。

「学園でも試しにやってみたらいいよ」と

学園に竹を渡し,日の当たる場所に干してみた。

2週間ほどで美味しくなるようだ。

このお米は餅米なので,餅好きの子どもたちはとても楽しみにしている






11月4日(日)に開催予定の運動会

この日の会場になるのが,現在休校中の新留小学校

木造の小さなかわいい校舎だ

昨年はここで,地区の方々の協力も大きく,

第1回の運動会を開くことができた


一年たって,またこの季節

一年間使っていないグラウンドの草刈りやテント干しを

地区の方々や学園生たちで行なった

日曜日だが,地区の方の予定に合わせて動く

学園生達は,花壇の中に伸びた草をどんどん刈り取る

この場所を使えるだけでも有り難いこと

もう間近だ!

運動会に向けての気持ちが高まってくる




毎月1回行っているイベントのかむおん

先月は,台風の影響で中止せざるを得なかった。

なので,2ヶ月ぶりのかむおん

朝からとても良い天気で,こんな日に出来るのはめずらしい

今年は何かとイベントの度に雨に泣かされていたから・・・


開始時間を過ぎると,子どもたちの声が聞えてくる

すぐにロープや木登りがはじまる

人気のハンモックにもさっそくこどもたちが走っていった

木陰は涼しく,差し込む光はとても優しい

持ってきていただいた野菜で大鍋でスープを仕込んでいる間中

子どもたちの声が森の中から絶えない


一人の男の子が,倒れている檜にのって遊んでいた

以前から目を付けていた木だが,根っこはまだ土の中にしっかりとあって

幹の先端の方に乗ると,シーソーみたいに揺れる

「面白いね!」

「ちょっと枝が邪魔だから,きれいに切ってみようか?」

もう枯れて,遊ぶには危なそうな部分の枝を切ると

面白い遊具に変身した!まさに自然の遊具!

小さい子には,お兄ちゃんやお姉ちゃんがしっかりと付いてくれている

自然はアイデアがいっぱい!ちょっとしたことが遊びに繋がってくる








とうとうこの日が来た

火曜日は,子どもたちの自炊の日だが,今日はちょっと違う

この前捌いたムジナのお肉をいただこうというもの


清香さんが挑戦!

「ムジナの肉は美味しいらしいよ」と黙々と調理に入る

赤身の強い肉だ

子どもたちは出来上がったムジナ丼を前に

引く子もいれば,果敢に挑戦する子も・・・

ちょっと脂っこくなって,たくさんは無理だったが

うん・・・まずまずいける・・・かな?

調理法をうまくすれば,もっと美味しく出来るはず!

また機会があれば作り直したい!

そんな意欲の湧いた清香さんでした



数ヶ月前から,ピアノの先生より,

「蒲生で音楽を頑張っている人達が発表できる場を作りたい,その時は出ようね。」

という話をもらっていた。


蒲生で有名な和太鼓やサムルノリ,フラダンス,武道,音楽を超えて

色んな分野で活躍している人達が集う場となった。

学園からは,ピアノを習っているKちゃんとMちゃん

そしてギターをならっているYちゃん

また,お月見でうたってくれた学生さんが独唱で参加。

またまた,敬老会で出来なかった寸劇

またまたまた,ウーファーで来ているカップルは,とてもマジックが上手で,

楠学園だけでも,とっても盛りだくさん!


当日は,蒲生ふるさと交流館でライブが行われました。

持ち寄り料理でしたので,唐揚げとポテトサラダ・おにぎりたくさんとにんじんのケーキを持参。

発表会なので,ちょっとがんばりました!

お煮染めやお寿司などのふるまいもあり,雰囲気もとっても素敵です。


ピアノの子どもたちは,発表会用の素敵なお洋服で演奏。

Kちゃんは「思いでのアルバム」 Mちゃんは「HappyBirthday」を演奏してくれました。

ピアノの先生と一緒に参加だったので,少し気持ちが楽だったかも知れません。

今までの練習の成果を充分に出し切ってくれました!


劇団くすのきの寸劇は,「ネズミのすもう」でした。

これは,中学3年生の女の子が,敬老会用に台本を書いたもので,

地域のおじいさんおばあさんでも分かりやすい内容でと考えたものでした。

一人女の子が,この会場の雰囲気に尻込みをして,

「出られない・・・」と泣いてしまい,急遽清香さんが代役で出るというアクシデントもありましたが,

他の子どもたちが,なんとか清香さんを助けなければという思いでやってくれたので,

とても頼もしく,堂々とやり遂げていました。

見ていた人達からの反応も良く,笑いもたくさん出ていました。


ギターでは,同じ先生に習っているという親子と,男の子が一緒に参加し,

Yちゃんは,なんと5月から習い始めたのにもかかわらず,

オリジナルの曲を2曲も披露しました。

素敵な歌詞でとても優しいメロディーに,会場から温かい拍手をたくさんいただいていました。

ものすごく緊張していたようですが,ギターの先生の励ましがとても伝わっていました。


独唱の男の子は,細身なんですがとても深い歌声で,

「切手のないおくりもの」と「千の風になって」を熱唱!

聞いている人達のハートを釘付けにしていました。何度聞いても素敵です。


また,マジックのフェルとエィミは,スカーフを投げたと思ったらステッキに変わるという芸で,

最初から大きな歓声が上がり,とてもユーモラスで楽しませてくれました。


他の発表の方々も皆素晴らしく,温かい拍手やまなざしが,素晴らしい場所をつくってくれました。

蒲生でこんなに頑張っている人達がいるんだ,こんな素晴らしいものを持っているんだ

音楽でつながるっていいな

今の自分をそのまま出せる,そんなライブでした。

学園生や学園を,また好きになってくれる人達に出会えた夜でした。





ドタドタドタ・・・

教室にしているプレハブの上から,賑やかな音が聞える。

一人の男の子が,何やら良いことを考えついたらしい。

早速清香さんに,使っていい木の交渉していた。


面白いことには,子どもたちは敏感で集まってくる。

すぐに数人の子達が,協力していた。

どんどん梯子を登って,木を屋上に上げていく。

数時間後には,小さな部屋が出来上がっていた。

ちゃんと波板を屋根にして,雨が降りこまないように作っている。


小さな部屋,子どもたちだけの部屋に「ワシの爪団」と看板が付けられた。

なんだか面白い・・・

目をいきいきさせながら取り組み,今日の日記の内容は力が入っている。

これからどんな風に変わっていくのか,どう活用していくのか,楽しみだ。




学園に着くと,男の子が「タヌキがいるよ」と教えてくれた。

どこに?と思ったら,車のトランクに寝ていた。

「もう死んでいるんだよ。でもまだ温かいって。」

「エィミが持ってくれたんだよ。」

「道のそばに倒れていたのをA君が見つけて,清香さんに言ったら「持っていこう」って


次第に状況が分かってくる。

そして,タヌキではなく「ムジナ」=「あなぐま」であることが分かった。


朝の会でその話がでたが,なんとこのムジナを捌くという・・・

一瞬耳を疑ったが,もうそう決めていることらしい。

清香さんは,洋服を着替え,意を決して準備を着々と進めている。

台の上に置かれたムジナは,かなり大きかった。

足に傷を負っているということは,車にはねられたようだ。

まず,首回りから切れ目を入れるらしいが,思った以上に苦戦するものだ。

皮と身に分けるのだが,冬眠のために,背中にかなりの脂肪を蓄えていた。

興味のある子は,周りで様子をみていた。

耐えられない子には無理をさせない。

動物に詳しい男の子は,ようちえん生にムジナとタヌキの違いをしっかりと伝えていた。

大きなお姉ちゃんは,なんとか清香さんを助けようと,手伝ってくれる。

内蔵は,やっぱりものすごい臭いがした。

肉と脂肪にきれいに分けて,しばらく熟成させるらしい。

そして,数日後いただく・・・予定・・・



昔の人は,こういう事を普通にやってのけていたのだろうか・・・

今は,切り裂かれ,きれいにパックにのったお肉しか目にしないために,

命の尊さを理解しないまま過ごしている,

もしくは,目に見えないところは目をつぶったまま過ごしているといっていいだろう。

今回のムジナは,子どもたちにとってはとても衝撃的で,

忘れられないものになるだろう。

今年も運動会の季節になった。

昨年第一回の運動会を大成功に終えた。

新留の地区に移って,地域の方々のご協力もあって,

休校になっている新留小学校のグラウンドを借りてのことだった。

ことしは,ようちえん生も増えており,さらに楽しく賑やかになりそうな予感。


そして,去年応援に来てくださった方々のために,

学園生が手作りした「カレンダー」がとても好評だったので,

ことしも版画の手作りカレンダーを作り始めた。

鳥や魚などの自然の生き物や,その季節にあったものなど,

思い思いの絵を描いてはゴム版に写し,彫刻刀で彫っていく。

去年もしているので,要領を得ているのか,取りかかりが早い。


去年の子ども達の作品は,カレンダーで剥がした後,

とても捨てがたいので,額に入れて飾ってある。

今年のみんなの作品が出来上がるのがとても楽しみだ。



朝から好天に恵まれた。野外活動で天気だった日は,珍しい。


今日は,朝早くから霧島に向かう。

霧島のボランティアガイドの益満さんには,毎年の登山の度にお世話になっています。

今年は,韓国岳に登り,噴火した新燃岳の火口を見ようとい計画。

高校生スタッフも3人集まってくれた。


まず,小さい子から順に番号を決める。

常に人数確認のために,点呼をするからだ。

あと,リーダーを1人,高校生の男の子が先頭に立って行くことに決まった。


硫黄山のススキ野原を見ながら,少しずつ登っていく。

近くに生えているススキとは違って,低い白い穂がとてもきれいだ。

この山と韓国岳は石がゴロゴロしているので,とても歩きにくい。

ゴロ石には絶対足を乗せないこと!と言われていた。

硫黄山は,硫黄を切り出していたと言われるように,所々黄色の岩がある。

硫黄山を下りると,韓国岳の登山道に入る。

紫のリンドウの小さな花が咲いているのを見ると,心が和む。


韓国岳は,標高1700メートル。九州で3番目に高い山だ。

最初は緩やかだが,階段の幅が大きく,一歩の負担が大きい。

益満さんから,「そういうときはまっすぐ登るのではなく,三角歩きをしたらいい」と教わった。

次第に呼吸が荒くなるが,子どもたちはとにかく足を動かしていた。

3合目まで影を作ってくれていた木も低くなり,太陽の日射しの中を歩く。

でもその分視界が開け,壮大な景色を眺めることが出来る。

向こうには,錦江湾がきれいに眺められ,桜島から噴煙が昇る。

以前に行った池巡りの3つの池が,コバルトブルーに輝いている。

大変だけど,大変だから味わえる感動がいっぱいだ!


何度かの休憩の後,頂上についた。

大きな火口があり切り立っているので,みんなでゆっくり指示に従いながら登った。

火口を見た途端,みんなから歓声が上がる!「うおぉ~!!すごい!」「こわぁ~!」

足の下から,300メートルも一気に切り立った火口だった。

見事としか言いようがない。

また,左斜めには新燃岳の火口を見下ろす。

こんなに近くで見えたとは・・・まだ白い噴煙が何カ所から上がっている。

益満さんは,噴火した当時からの写真を持ってこられており,

それを子どもたちにも見せてくださった。


いつもは霧の中に包まれていることが多いらしい。

良い天候に恵まれ,美味しい弁当を食べながら,美味しい空気をいっぱい吸う。

贅沢をしているなぁ・・・と感じながら,今を存分に楽しんだ。








週末の台風の影響で,外でのお月見会は出来なくなったが,

地区の公民館をお借りして,お月見会を開いた。



夜には,天候も回復し,空には大きなまん丸お月様が顔をだしてくれた。


このお月見のために,子どもたちは昼からお団子作りに精を出してくれた。

地区の方から団子粉を2キロ以上いただいており,

それを全部作るとものすごい量。

ウーファーのフェルが,力強くまとめてくれた。

遊びに来ていたようちえん生の子どもたちもいて,

ウサギや餃子の形をした団子まで出来上がった。



外では,いただいたお芋を炭で焼き芋にしている。



今回は,お団子だけでなく,演奏会も兼ねており,

「ムーシカ」という,プサルタリー(古代ギリシャの弦楽器)を中心とした

キーボード,パーカッションの演奏グループが,

今回は,お月見ということもあり,「秋」や「月」をテーマにした音楽の披露だった。

特別に,大学生の息子さんの歌もありということで,素晴らしい歌声も合わさり,

プサルタリーの懐かしい音色の響きが,会場を満たしてくれた。

皆さん,初めての楽器を珍しそうにみながら,

最後には,実際に楽器に触れさせてくださり,

楽しい一時になった。



このムーシカの皆さんは,楠学園にも大変興味を持ってくださり,

また,いろんな交流ができそうです。