冬休み。 納屋の屋根裏で大変なものを見つけてしまいました
見あたらないと探していたハサミにカッター それに・・・ライター
端っこが燃えた紙もあります
以前,納屋の土間で焚き物をしようとした子どもたちと話し合いをしました
昔ながらの家は燃えやすい材料でできていること
火はくすぶるので油断できないということ
そしてみんなで話し合って,
・火を使う場所は空き地(敷地内)の真ん中だけ
・必ず最後に水を掛ける
・ガスなどの余計なものは使わない
と決めました
それなのに・・・
学園は由緒ある武家屋敷。 もし火事になっていたらと
想像するだけで血の気の引く思いがしました
そして,今日。 ようやく全員が揃ったのでこの話を切り出します
「あのね。 冬休みに納屋の上でショックなものを見つけたの」
他のスタッフから話を聴いていた子が「ライターだ」とつぶやきます
「そう,ライター。 誰か説明してくれる?」
「あの・・・置いてただけ」
「・・・」
「使ってからしまってたの。 なくなるといけないから」
答えている子は顔面蒼白です
「燃えた後みたいな紙が一緒にあったけど」
「・・・持って上がったの」
「・・・」
「火は使ってない」
「そう。 絶対に使ってないんだね?」
「うん」
どうなのでしょう。 庭で燃やした紙をわざわざ持って上がるなんて考えにくい
でも疑うだけの根拠はありません
何より,ここで伝えたいことは「犯人は誰か」ではない
『行動には責任が伴う』ということ
この子たちのこわばった顔が,張りつめた空気が,
いけないことをしてしまったと語っています
それならば,もうこれ以上追求する必要はない
信じます
「火は使ってないんだね。分かった」
その後,火種は数日を経ても燃え上がることがあることなどを伝え,
一旦火事になったらどんなことが起こるかをいっしょに考えました
さて,ではこれからどうするか
「新しい子が入ってきて火を使おうとしたら」
「注意してやめさせる」
「何て言って?」
「きまりだからって」
「ゴメン,それはだめ! 『きまりだから』っていうのは理由になってないんだよ
なぜダメなのかっていう理由を伝えるようにしよう」
「えっと,危ないから。 火事になるし,ここは燃えやすいから」
「うん,いいね」
「ライターは決まった場所にしまう」
「それはどこ?」
「マッチと同じところ。白い棚のいちばん左」
「うん,分かった」
こうして,学園のルールをまた一つ,みんなが認識しました
校則は少ないけれど,こういった細かな決まり事は多いね
細かいけれど,でもひとつひとつが意味のある大事なこと
「きまり」に盲目的に従う人にはなってほしくない
意味のない「きまり」におかしさを感じる人であってほしいんだよ
ね,みんな