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“森の学校楠学園” staff のつぶやき

鹿児島県は蒲生町にある小さな認可外の私立学校(フリースクール)の日常を
スタッフの目からお届けします

おかげさまで 森の学校楠学園も3年目!


今年は3名の新入生を迎えてのスタートですニコニコ

初日は子どもたち11人とスタッフ2人

広いお屋敷とはいえ,ギッチリビックリマークな感があります


さて,さらりと式を終えた後は蒲生八幡神社へご挨拶

2歳のかおちゃんもしっかりお参りしました


“森の学校楠学園” staff のつぶやき-入学式02



そうそう このかおちゃんも入学なんです

学園は小中学生を主な対象としているので

入っても4~5歳からかなぁ…と思っていたのだけど


このかおちゃん,初めから通っているこうたんの妹で

みんなとは顔なじみ

ある日,ご家庭の事情で2時間だけ預かったところ

次の日からすっかり自分も通う気になったとか

お兄ちゃんの隣でリュックを背負って“お弁当持ってく” なんてかわいいラブラブ


そこで試しにしばらく通ってみたところ

違和感なく活動していたので入学okとなりました


だってね 転んでも泣かない・山でも川でもどんどん入っていく・

話はちゃんと聞く・みんなと一緒に挨拶もする・

口癖は ”かおちゃんもする”ですもの

つくづく,人って年齢だけでは判断できないものだわと感じました



さあ,この新しいメンバーでこれからどんなことをやっていきましょうか

楽しみです音譜



人って,見ているようで見ていないものだといわれます


超常現象など「私は確かにこの目で見たんです!!」という証言はアテに
ならないそうですし,手品もそういった人の意識を利用したものですものね


かくいう私も探し物をするのがヘタ
きっと「ないあせる」という意識でものを見てしまっているのでしょう
シャーロックホームズみたいに,的確に物事を描写できたら素敵だな


そこで


今日の国語は「見たものを見たままに認識する」がテーマ

目に映ったものを「物(または映像)」としてそのままに書いていきました

国語なので言葉で表現するのが基本ですが,絵で描きたいという子は
それもOKとします


しばらくして子どもたちが持ってきたのはこういうモノ

うん 予想以上ラブラブ

“森の学校楠学園” staff のつぶやき

“森の学校楠学園” staff のつぶやき
手前右はリクガメ 正面は長机に座って課題に取り組んでいる友達

間にあるのは保温用の銀マット 破れまで再現していますニコニコ

インディアンは,七代先のことを考えて物事を決定するといわれます
そこで今日の哲学は,その考え方に倣ってみることにしました


まずは七代先ってどのくらい未来のことなのか考えます


親子の年の差が大体30年として,30×7
大体200年くらい先の事になるんですね (といってもピンときませんが)


 例えば,薪を集める時はどうしただろう・・・
  大きな家を建てる時,樹はどういう風に伐っていっただろう・・・
   もし,まとまった土地から木を伐ってしまったらどういうことが起こるだろう・・・


そんなことを話し合っていきます




その後,自分たちにフィードバック


 自分の子どもたちにはどんな世界を用意してあげたい?
 子どもの子どもの子どもにはどんな世界に住まわせてあげたい?


 「健康で元気にすごしてほしい」「平和な世界に」「幸せに」
 「家族みんなで」「自然の中で」「豊かな環境(争いがない)」


 ふむふむ
 そんな世界にするために,いま問題だと想うことってどんなことがある?


 「お金のことにこだわりすぎている」
 「地球温暖化」「酸性雨」「木を伐りすぎる」「広葉樹が少ない」
 「戦争」「離婚が多い」「石油を使いすぎる」「生き物が絶滅していっている」
 「犯罪」「自然に対して悪いものが多い」


 (そういうところに問題意識を持ってるんだね)
 じゃあ,いま自分ができる事・したい事ってどんなことがあるだろう


 「ゴミを捨てない」「リサイクルをする(資源ゴミとか)」「エコバッグを持っていく」
 「広葉樹を植える」「お金を考えて使う」「落ちているゴミを拾う」
 「人に傷をつくらない(言葉遣いに気を付ける・陰口を言わない・バカにしない)」
 「笑う」


 そっかぁ
 同じ,ゴミを拾うにしても200年後のことを考えて拾うとなんだか違うね


と,頭にいっぱい汗をかいた今日の授業でしたニコニコ


“森の学校楠学園” staff のつぶやき

「プライベートスクールみゆき」のみゆきさんにお誘いを受けて
鹿児島市内まで上映会に行ってきました


てんつくマン監督『107+1~天国はつくるもの~part2』


実は,てんつくマンとは共通の友人が多いらしく
これまでも身近な話題に上ったりニアミスをしたりしていたんです
きっとこれから繋がっていく方なんだろうなぁと思いながら出掛けました


映画は・・・すごくよかった

正直,観るまではどんな内容なのかよく分からなかったし
「ものすごく」は,期待していなかったんです
なんとなくよさそうだなぁって


でも,新しく生まれてくる命のコト・与えられた命のコト
とても大切に描き出されていて,何度も涙があふれてきました

何より,画面に映し出される方々の笑顔が本当に素敵
こんな風にみんなが心の底から楽しく笑える場っていいなニコニコ



心に残ったのはこの場面

身体に障碍を持った方が「人と比べるんじゃなく,私のペースで挑戦する」と
明るくいった言葉。

その台詞はストーンと伝わってきて
『ああ。これ。これなんだよな。』ってジンラブラブときました



この素敵な映画を身近な人にも観てもらいたい
子どもたちにも,こんなに素敵な人たちがいるって伝えたい
で,来年度は蒲生町で上映会をしようと決めちゃいました


肝心のてんつくマンとはじっくり話す時間がなかったけれど
他にもたくさんの出会いがあって,またここから広がっていきそうです


そうそう。映画を観て想ったことが一つ
『深刻な課題ほど楽しく取り組もう音譜ということ
みんなでワイワイ たのしみながら 世の中をよりよくしていきたいな


☆てんつくマン公式ウェブサイト
 http://tentsuku.com/

西郷文芸理論の「ものの見方・考え方」のはじめに「類比・対比」というのがあります
物事を比べて,似ているところと違うところを認識するというものです


そこで,今日は2つの椅子の特性を比べてみました
(「国語専科教室」で取り入れられている方法でもありますね♪)



題材に用いたのは,二人掛けのソファと丸椅子

始めは皆で,似ているところを出し合います


 ・どちらも椅子
 ・足が4本
 ・座るもの
 ・天然素材を使っている
 ・家の中で使う
 ・燃やせる
 ・食べられない
 ・叩くと音が出る
 ・分解できる
 ・組み立てられる      ・・・などなど


次に各々,違うところを探していきました


 ・クッションがある-クッションがない
 ・編み込みがある-編み込みがない
 ・背もたれがある-背もたれがない
 ・運ぶのが大変-子どもでも運べる
 ・座り心地がよさそう-座り心地がよくなさそう
 ・がっちりしている-不安定
 ・3人ぐらい座れる-1人用
 ・足が丸い-足が四角い
 ・足が短い-足が長い
 ・スタッフの持ち物-学園のみんなで使う物   ・・・などなど


相対的な物と絶対的な物が混ざっていますが,今日はあくまで
「2つの物を比べる」という課題なのでOK


文章だけだと構えてしまう子も,具体的な物があると楽しく取り組めたようでしたニコニコ



“森の学校楠学園” staff のつぶやき
真ん中の奥がソファ 子どもたちの間においてあるのが丸椅子です

この前,修学一人旅の行き先は沖縄にすると決めたゆっちゃん


『こげぱん 沖縄ぶらり旅日記』というイラスト満載の旅本を一緒に眺めながら
“一人きり”だということに不安を感じていると受け取った私
お節介にもガイドブックやネットで情報を集めて 提案プランをつくってみました


 「ねぇねぇ。こんなの考えてみたんだけど,どう?
  空港はここなんだけどね,美ら海水族館がここで結構遠いの
  高速バスで名護まで2時間,そこから路線バスで1時間ぐらい
  だから到着が遅くなるけど1日目に移動しちゃうか
  1日目は那覇に泊まって2日目に観光して移動するかかな
  泊まりはね,ほら。海の真ん前のゲストハウスがあったの
  それで美ら海水族館に行って,この日はカヤックツアーに行って・・・」


そう。 実は情報を集めている内に楽しくなってきてしまって
まるで自分が旅行するかのようにプランを立てていたんです


そうしたら,ゆっちゃんがヒトコト


 「ねぇ,水族館って行った方がいいの?」

 「え? もちろん行かなくてもいいよ。他にも面白そうなところはたくさんあるし
  那覇の辺りでぶらぶらするのも楽しそうだし」

 「そうする」

 「じゃあ飛行機と宿だけ決めてあとは適当っていうプランでいい?」

 「うん」



うっわぁ・・・すごい。 これぞ一人旅ラブラブ
はっきりした目的はサーターアンダーギーを食べることだそうです


ある程度プランがあった方が安心するだろうメモなんて侮っていました
頼もしいねぇ


ではなんとかカメラだけ調達して
ゆっちゃんの旅の報告を楽しみに楽しみに待つことにしますニコニコ


いま,楠学園の6年生はひとり

そういえば修学旅行もしていないなぁ・・・と想いました


学園らしい修学旅行ってどんなかな?と考えて提案したのは

そう。 一人旅です


「ゆっちゃんは6年生なので一人旅に行ってもらうことにしましたラブラブ」 (ほぼ決定事項にひひ


「えっ!?」


海外なら大人と一緒でもOKだよ

ツアーにも安いのはあるけど,連れて行かれるだけだものね

どうしようか


「ん~。じゃあ沖縄のTさんの所に行く」


「そう,沖縄ね。OK!」



ところがその後,Tさんは沖縄から引っ越していることが判明

慎重派のゆっちゃん。どうするかな?


ところが


「まあいいよ。沖縄で」


おおっ,本当の一人旅だね



さてさて。 約1月半後の一人旅はどうなることでしょう。 楽しみです



今日もなんだか千客万来


給食を作りにきてくれたせいこさんと,そのだんな様のよっちゃん

せいこさんと有機野菜の話をしにきたKさんとTくん

スタッフも私とりえさんとサポートのまよさんの3人


なんと子ども9名+大人6名 計15名でのにぎやかな昼食となりました


おまけにKさんが声をかけてくれたご近所のお母さんまで顔を出してくれて・・・


特別に人を集めなくても,こうやって人と人とのつながりの中で

自然に人が集まる場所って心地いいですね


冬休み。 納屋の屋根裏で大変なものを見つけてしまいました

見あたらないと探していたハサミにカッター それに・・・ライター
端っこが燃えた紙もあります



以前,納屋の土間で焚き物をしようとした子どもたちと話し合いをしました
昔ながらの家は燃えやすい材料でできていること
火はくすぶるので油断できないということ
そしてみんなで話し合って,
・火を使う場所は空き地(敷地内)の真ん中だけ
・必ず最後に水を掛ける
・ガスなどの余計なものは使わない
と決めました


それなのに・・・

学園は由緒ある武家屋敷。 もし火事になっていたらと

想像するだけで血の気の引く思いがしました




そして,今日。 ようやく全員が揃ったのでこの話を切り出します


 「あのね。 冬休みに納屋の上でショックなものを見つけたの」


他のスタッフから話を聴いていた子が「ライターだ」とつぶやきます


 「そう,ライター。 誰か説明してくれる?」

 「あの・・・置いてただけ」

 「・・・」

 「使ってからしまってたの。 なくなるといけないから」


答えている子は顔面蒼白です


 「燃えた後みたいな紙が一緒にあったけど」

 「・・・持って上がったの」

 「・・・」

 「火は使ってない」

 「そう。 絶対に使ってないんだね?」

 「うん」


どうなのでしょう。 庭で燃やした紙をわざわざ持って上がるなんて考えにくい
でも疑うだけの根拠はありません


何より,ここで伝えたいことは「犯人は誰か」ではない
『行動には責任が伴う』ということ


この子たちのこわばった顔が,張りつめた空気が,
いけないことをしてしまったと語っています


それならば,もうこれ以上追求する必要はない

信じます


 「火は使ってないんだね。分かった」



その後,火種は数日を経ても燃え上がることがあることなどを伝え,
一旦火事になったらどんなことが起こるかをいっしょに考えました


さて,ではこれからどうするか


 「新しい子が入ってきて火を使おうとしたら」
 「注意してやめさせる」
 「何て言って?」
 「きまりだからって」
 「ゴメン,それはだめ! 『きまりだから』っていうのは理由になってないんだよ
  なぜダメなのかっていう理由を伝えるようにしよう」
 「えっと,危ないから。 火事になるし,ここは燃えやすいから」
 「うん,いいね」


 「ライターは決まった場所にしまう」
 「それはどこ?」
 「マッチと同じところ。白い棚のいちばん左」
 「うん,分かった」


こうして,学園のルールをまた一つ,みんなが認識しました

校則は少ないけれど,こういった細かな決まり事は多いね
細かいけれど,でもひとつひとつが意味のある大事なこと

「きまり」に盲目的に従う人にはなってほしくない
意味のない「きまり」におかしさを感じる人であってほしいんだよ


ね,みんなかお

先月の自炊でうまくいった“お料理本作戦” 今月も持ちかけてみました


ごはん担当・おかず担当・汁物担当・片付け担当と希望を聞いて

おかず担当の二人に料理の本を渡します


熱心にページをめくる二人

「あ,これおいしそう~音譜


今回のメインディッシュは 『ポテトの重ね焼き』になりました


またもや本格的にトマトソースから手作り

見ていると,ほとんど手助けなしでどんどんつくっていきます

いいなぁニコニコ


パン粉がない!というアクシデントの時だけお手伝い

食パンをおろし金でおろして,生パン粉のできあがり 意外と手間もかからないんだね


そんなこんなで,今回もおいしいお料理をいただきました

ご馳走様でしたナイフとフォーク


“森の学校楠学園” staff のつぶやき