“森の学校楠学園” staff のつぶやき -12ページ目

“森の学校楠学園” staff のつぶやき

鹿児島県は蒲生町にある小さな認可外の私立学校(フリースクール)の日常を
スタッフの目からお届けします

スタッフの関人さんが参加するイベント「水無月夜」が,

蒲生のふるさと交流館で開催されました。


蒲生在住のアーティストが,それぞれの分野で盛り上げるらしい。

学園でピアノやギターを教えてくれている先生達が出演するということもあって,

子供達もどんな風なのかなと大きな期待を胸に抱きつつ・・・


ちょうどこの日は,台風も近づくあいにくの曇り空・・・

厚い雲に覆われ,月は顔を出してくれません


蒲生の読み聞かせの会「hanahana」の方の,絵本の読み聞かせでは,

巨大スクリーンに「花咲き山」のあの素敵な切り絵の絵本が映し出され,

ピアノの先生のピアノに合わせて読み進められていきました。

建物の2階まである大きなスクリーンに映し出される切り絵の素晴らしさ!

特に心に響く絵本が,さらに心の奥深くまで染みわたっていくのです。

 


ギターの先生の生演奏は,なんと即興で歌ったとか・・・

ギターを習っているYちゃんは,

「自分もこんな風に歌いたい!」と思ったとか。


その後の虫丸さんの舞踏では,

この空気を感じながら,音楽とバックスクリーンに絵のライブが繰り広げられ,

踊り・音楽・絵画が1つにミックスされて場を創り出し,

何ともいえない空間が出来上がりました。

おしろいを塗った白い顔で白い衣装に身を包んで踊る虫丸さん。

小雨の降る中をものともせず,みんなを引きつける。


子供達は,こういう踊りを見たのは初めて。

地域の方や自分たちの先生達が,

こうやって地元の蒲生を盛り上げていこうと活躍している姿をみて,

感じることがたくさんあったお祭りでした。




「えっ!宝石が砂の中にあるの?」


「あったー!!」


子ども達が夢中になって,小さなペリドットの原石を探す。

清香さんが,先日の鉱物についての研修で教えてもらったものを持ち帰ったのだ。

宝石の眠る砂と聞いて,心躍らない子どもはいない。

「僕も!」「私も!」と,朝の時間がいつの間にか鉱物探しの授業に変更になった。


数え切れない砂の中に,うぐいす色のようなペリドット

磁石にくっつく磁鉄鉱

白くて丸いきれいな水晶・・・

いろんな石が混ざっている。


よく観るとひとつひとつ違う形をしていて,その小さな石をピンセットで分けていく。

気の遠くなるような作業であったが,子ども達の顔は真剣そのもの。

今日は黙々と,飽きるまで続く・・・



目の前に桜島が大きく広がる吉野公園に,

学園生とようちえん生で遠足に行きました。


芝生が綺麗なことでも有名な公園なので,草スキーがしたいねと,

段ボールを持参した子もいました。


とても広い公園内のお目当ては児童公園で,

面白い遊具がたくさんある場所。

 

子供達は,荷物を置いたと思ったらすぐさま掛けだし,

思い思いの遊具に飛び乗って,愉しみました!

1つの遊具で遊んだら,また次の遊具に向かって駈けて行く・・・

次から次に試してみる様子が周りから見ても面白いでした。

普段は森の中なので,木や岩や川での遊びが中心の子供達は遊具では遊ばない。

いつもと違う遊具の魅力にとりつかれたようでした。



一通り遊んだ後は,「お弁当まだ?お腹空いた!」のコールの嵐・・・

 

ようちえん生は,あちらこちらを走り回っているので,

体力もいっぱい使っている様子。

真っ赤な顔をしながらもニコニコ顔でやってくる。

美味しいお弁当を食べた後は,また遊具へ駈けていく。



人気のあったのは,すべり台。

何度も何度も上り下りを繰り返しながら,

トンネルをしたり,遊びのアイデアは広がるよう。



長いローラーすべり台では,

「合体戦隊!」「ヤー!!」と叫びながらポーズをとって,


また駈け上がり降りてきてはポーズをとる。

中学3年生からようちえん生まで数名が一緒になって

何度と繰り返される様子は,微笑ましい以外のなにものでもなく,

それがとにかく面白いんだなと思わせてくれる。



また,一番人気は,網の上で飛び跳ねる遊具。

体格のよいウーファーのルドルフが,ビヨーンと飛ぶと,

子供達はその反動でポーンと飛び上がる!

思ってもいない時に飛び跳ねるので,体は宙にに浮き,

それがとても面白いようだった。

少し飛んだだけで足が立たなくなるくらいの体力消耗をしてしまうのだが,

ルドルフは少し休んではまた飛び乗り,

体力の限界を超えて子供達を楽しませてくれた。



どの子供達も,おもいおもいの遊びで楽しめた一日でした。

春が近づいてきたと思ったら,太陽が出ていても風が冷たく,

冬に逆戻りをしたような一日でした。


でも,子ども達は森の遊び場に行き,

ブランコやハンモックに揺られたりして楽しんだよう。

大きな木に高校生スタッフが,丸太を利用してブランコを作ってくれたのです。

周りの自然と溶け込んでいくようで,とても気持ちがよいのです。

ハンモックでゆらゆらと,風や木の葉の音を聞くのも楽しいようです。


3時の鐘がなったので,あわてて山を駆け下りてきたらしい。

息を切らしながらも,女の子達は満足した顔で帰ってきた。


その話を帰りの会で伝えると,

「ロープあまってる?」という男の子の声。

「あまっていたら,俺の木にロープを吊り下げたい!」

だんだん子ども達も乗り気になってきているのが嬉しいです。


森の冒険遊び場が,どんどん面白くなってくる予感!


雨がやむと,あんなに流れていた川がもう干上がってしまいました。

男の子達が苦心して作ったダムだけが残ってしまいました。

男の子の1人がそのダムに石を積んでいた。

「水がない時だと,ダム造りも簡単でしょう?」とのこと

なるほど!

他の男の子も手伝いだした。

1人では持ちきれないような大きな石を運び出している。

近くまで持ってきたはよいものの,最後にダムの上に持ち上げるのに

難儀をしているらしい・・・

長い板を持ってきて,2人掛かりで挑戦するが安定しない。

短い板に変えてもうまくいかない・・・

そんなとき頼りになるのが,フランスからきたウーファーさん

「レノーーー! Help me!!]

大声で男の子が叫んだ。

遠くにいたレノがすぐに気付いて来てくれた

太い腕で,大きな石を軽々と持ち上げて,希望の場所に置いてくれる。

「Thank you!!」

レノと子どもたちの距離が近づいた。





今日は久々に朝から晴れて,気持ちよくスタートできました。

春のぽかぽか陽気に,少しずつ元気になる寮の草たち。

大きくなる前に庭の手入れをしようかと,草むしりに精をだす。


フェンス越しの草むしりをしていると,見慣れたかわいい頭が出てきていました。

そう!ワラビがすでにあちらこちらにと顔を覗かせていました。

庭にワラビが生えるんです。

もう少しすれば,子ども達はワラビ採りにも夢中になってくれるはずです。


そして,朝から長島に行ったスタッフと16歳の男の子。

今が旬のワカメを採って帰ってきてくれました。

すでに男の子は,ワカメを軽く下ゆでしてくれたらしく,

きれいな緑色になって,ボールに水を張ったなかで塩抜き中でした。

彼は,先週見事なチヌを釣ってきて,お刺身にして食べさせてくれました。

(その様子は南のつり5月号に掲載されました)


今回は,長島のワカメ!

ハッシュドビーフの予定を急遽取りやめ,このワカメに合うメニューに変更です。

ワカメの味噌汁にワカメの刺身,そして煮物。

採りたての新鮮なワカメは,ポン酢をかけて美味しくいただき,あっという間でした。

今度,小学6年生の男の子ふたりが,長島に修学」ふたり旅に行く予定なので,

また美味しいワカメが食べられるねと期待しているところです。



今年度もあとわずかを残す中,ようちえん生と学園生で鹿児島市内にあるメルヘン館へ,

お別れ遠足に行って来ました。


朝はまだ小雨が降っていましたが,楽しみにしていた子ども達の笑顔は晴れマーク!

元気に出発しました。


ようちえん生は二度目ですが,学園生は初めての子が多く,

レンガ造りの円柱の建物が目を引き,わくわく感が高まります。


館内はカラフルで,一歩遊び場に入ると,目を丸くしそうな遊具がたくさんありました。

二階に続く巨大なジャックと豆の木,シンデレラや孫悟空に変身できる魔法の鏡,

不思議の国のアリスの世界,お話の国の大切な宝物の数々・・・

どれもこれも子ども達が目を輝かせて飛びついていました!

大きな豆が落ちていたり,3Dで自分が物語の中に入っている気分が味わえたり,

小学生も中学生もそれぞれの楽しさを感じていたようでした。


ようちえん生は,中央のフロアーでおままごとをするのが気に入ったようで,

かわいらしい動物の指人形やおままごとセットで,しばらく遊んでいました。


わくわくスタジオでは,まっ白な絵本の上映会がありました。

話の中で,どちらかを選択しながら、話が進んでいきます。

途中でにらめっこをして主人公を助けてあげたりしながら,

自分たちも物語の中に入っていきます。

ようちえん生以上にスタッフが懸命に取り組んでいたかも・・・です。


お昼は,雨が上がったので,二階のテラスを利用して芝生の上でお弁当。

久々にようちえん生も混じってのお昼でした。

自分のお弁当を大好きなお兄ちゃんに見せに行くようちえん生の

微笑ましい光景もあったり,楽しい一時でした。



スタッフの1人に「ふき味噌食べたことある?」と声をかけられました。

手元には,かわいらしい「ふきのとう」がひとつありました。

少し花が咲きかけているものでしたが,

ああ・・・もうそんな季節なんだ・・・

このところ雨続きで春らしいことがなかったので,気付かなかったでした。


「まだまだその付近にたくさんあると思うよ。」とのこと。

ふき味噌は,ふきのとうを焼いて,すり鉢ですって味噌を入れるだけの簡単なものなんだけど,

「もう,これがうまいよ!」と,作らないと損をするようなアピールでした。


それなら~と思ってましたが,帰る頃にはすっかりそんなことは忘れていました。

しかし,寮に帰ってみると、台所にかわいらしいふきのとうが10個程置いてありました。

子ども達が下校途中の道ばたで見つけたらしいです。

子ども達のほうが,ちょっとした自然の変化を感じ取っているし,

宝物を見つけたみたいに,きっと喜んで摘み取ったことでしょう。


これでふき味噌を作ることが可能になったわけですが,

なんと焼き加減に失敗して,見るも無惨な焦げふきのとうになってしまったのです・・・

あまりの情けなさに,残りは天ぷらに。

春の野草の苦みを感じながら,自然の恵みに感謝した一日でした。

学園広場の裏に沿うようにして小さな川があるのですが,

今までは枯れた川でした。

子どもたちのちょっとした通路になっていて,

学園生やようちえんせいが,枝をかき分けながらよく歩いていました。


私たちスタッフも,この川に水が流れていたらいいのに・・・と

話したこともありましたが,

今朝,登校してきた子どもたちは,いつもと違う小川の様子を早々と見つけて

一気にテンションを上げていました!


「おーー!川に水が流れているじゃないか!」

「ダムを造ろう!」


この三月の雨で寒さは和らいだもの,水はまだ冷たいはずなのに,

1人の男の子は,膝まで水に浸かりダム造りを率先している。

数人の男の子が,大きな石や小さな石をどんどん持ってきて,

いつの間にか水が堰き止められた。


いつしかほとんどの男の子のズボンはびしょ濡れで,

でも,そんなことはお構いなしに楽しんでいる


今日一日,外から子ども達の笑い声や歓声が聞こえる

春になってきたからか,川の魅力のなせるものなのか・・・


ダムは,三段の立派なものが完成し,

今度は,男の子達はヨットレースに夢中になっている。

ナイフで木片を削り,自分好みのヨットに何度も作りかえる。

三段のダムが難関の場所のようだが,

川の上流から下流を,何度も何度も行き来しながら,

自分のヨットを精一杯応援する声が,広場に響き渡っていた。

一週間前くらいからだろうか・・・


1人の男の子が,竹を切り出してきた

何を作りだすのかな?と思ってみていると,

弓を作るのだとい言う


以前にも何度か,男の子達の間で流行ったことがある

面白いもので,こういうものは簡単に伝染してしまうのだ


竹をノコギリで切ったり,糸を張ったりする姿を見ながら,

横を通り過ぎるスタッフが,少しアドバイスする度,

次第に 角はナイフで削られ丸みを帯びてきたり

竹の表側をを火で炙ることで,光沢感あふれてきたり,

どんどん「おっ!」と目を引くものに変わってきた


広場の端から端まで,びゅーーーーんと

遠くまで飛んでいく弓矢が完成した!


その頃には,数人の男のが同じように弓矢を作り始め,

どうやって作っていったか真似しながら,

皆が完成度の高い弓矢を続々と完成させていっていた


1人の男の子は,「弓の弦が手に当たって痛い」という

見かねた年上の男の子が,もう少し弓を曲げた方がいいよと

すっとその子の弓を手に取り,手直しをしてあげていた


男の子同士のアイデアで,竹にたこ糸を巻いて滑りにくくしたり,

一日一日良くなっていくのが目に見て分かるくらいに,

本人達もものすごく愛着を持って作りだしている

満足感が違うだろう

年齢を重ねるごとに,積み重ねてきた経験とアイデアで,

最良のものが出来上がっていく過程を見ているのは面白い