この度、穴見沙帆、篠原みなみ、の両名が虹色幻想曲〜プリズム•ファンタジア〜を卒業する運びとなりました事をご報告いたします。唐突な発表となりファンの皆様や関係者の皆様は驚かれた方も多いと思います。大変申し訳ございません。
しかしながら少し前から決まっていた事ではありましたので、各メンバーは各々の心境はあるものの、つい先刻までリハーサルスタジオから楽しくSHOWROOM配信をしておりましたくらいには落ちついてこの発表の時を迎えている次第でございます。
以下、両名につきまして運営よりコメントさせて頂きます。

【穴見沙帆】

 穴見沙帆はこの度、2021年12月末日を持ちまして虹色幻想曲〜プリズム・ファンタジア〜を卒業する事となりました。
経緯をお話しします。
遡ること6年前。実はプリファン結成当時の2015年から毎年のようにアイドルとしての将来不安的な相談を本人から受けておりました。もちろんそれは彼女に何か問題があったわけではありません。本当に歌やダンスが好きでいつも楽しく活動してくれております。ただ、アイドル活動を始めた年齢自体が遅かったこともありそういった意味では当然の不安はあったのだと思います。
プリファンはアイドルでありながら「生涯音楽、生涯現役」を合い言葉にしておりますが、運営がそれを標榜したいと思ったきっかけは、そんな彼女の存在もあったからでした。

★↓2期生の卒業の際に公式からコメントを出しておりますのでご参照頂ければと存じます。

 

 



つまり遅咲きとなる穴見沙帆という存在があったればこそのプリファンという面もあったのです。
とはいえ「生涯音楽、生涯現役」を合い言葉にしてはおりますが、それはもちろん強制ではありません。あくまでプロデュースする者としての希望です。メンバー1人1人最終的に自分の人生を決めるのはもちろん本人です。
そんなプリファンにおいて、初期メンバー最年長の穴見は当然ながら何度も自問自答を繰り返してきたに違いないと思います。周りは中高生でデビューし若くして辞めてゆく者が多いこのアイドル業界において、彼女は必死に思い悩みながら活動してきたハズです。その度に運営やメンバーと色々な言葉を交わしながら共に過ごし今に至っております。そして毎年のようにそんな会話をしながら6年目の今年を向かえ、また彼女から卒業の意思を表明された時も、今まで同様にそういった相談の一貫だとメンバーも運営も思いました。でも今回は違いました。彼女から「やり切った」という言葉が出ました。だから卒業したいと。今の時点で何か他にやりたい事が決まっているわけでは無いとの事でした。SNSを続けるかどうかすら決めていないようです。彼女が今後また音楽を続ける事があったとしてもそれは「プロとして」ではないのだと思います。彼女のやり切ったは「プロとしてやり切った」という意味だと理解しました。
でも心残りはあるハズです。なぜならプリファンはワンマンLIVEを1度しかやっておりません。プリファンは結成当初から戦略的な意味があってワンマンをやっておらず、その事はもちろんメンバーは理解しております。ただ穴見は誰よりもワンマンLIVEを切望しておりました。
そんな中、昨年以来の新型コロナの影響で思い通りに活動が出来なくなり、LIVEもさまざまな制限が加えられて元の状態に戻るのはいつになるか分からず先行き不透明な状況になってしまいました。音楽業界はこのコロナ禍で攻勢をかけられる状況ではありませんでした。業界の誰もが「何が正解なのか?」すら見えていない状況で、運営としては今は勝負をかける時ではないと判断しておりました。しかし彼女はそれを分かった上で「であればこそ今、卒業すべき」と考えたのだと思います。それは今年の春先の事でした。
そこで彼女に「せめてコロナが落ち着いてからの卒業」を提案しました。少しでも制限が解消されて本来に近い形でワンマンLIVEを行なってから卒業して欲しいと。でも本人の希望は「年内卒業」でした。「どうしてもそれは外せません。出来れば年内にワンマンをやって卒業したいです。」との事でした。
この時点で運営としては、穴見が「プロとしてやり切りました」と言ってくれる心意気を見せてくれたのなら、その想いに応えて戦略を変えてでもワンマンLIVEをしてあげたいという想いはありました。
ただ「いつ」とは明言出来ない状況でした。五輪すらどうなるか分かりませんでしたので、制限なく開催することはそもそも難しい中、判断するにはもう少し時間が必要でした。本人の卒業の意思に対してあまりに待たせ過ぎてもいけませんが、少しでもまともなワンマンが出来るようになる事を願い社会状況を伺っておりました。
そんな中、夏場を迎え白星と中森の2名のメンバーが体調や環境変化等により長期活動休止状態となってしまいました。コロナ禍において人々が受けるストレスは経済的にも精神的にも馬鹿にならないほど大きいものである事は理解しており、このような事態も想定しておりましたが、それでも正直なところグループとして非常に難しい局面に入った事はメンバーともども感じました。
もちろん日々の現場におきましては年末までの期間、穴見沙帆との活動をメンバー一同、楽しく噛み締めたいと思いながら活動してきております。そしてこの間、メンバー達と一緒になるべく長く穴見を引き止め続け説得してきました。
「出来ることなら、やっぱり沙帆ちゃん辞めないで!」と言い続けてきました。特に「同期のちゃむが復活するまでは意思を固めないで欲しい」と言い続けてきました。
それでも穴見本人の年内卒業の意思は固く、卒業の意思は揺るぎませんでした。そんな中で、活動中のメンバー達から穴見の夢であったワンマンを年内に開催する事を希望されました。「もしかしたら、ワンマンをやったら沙帆ちゃんは辞めないで残ってくれるかもしれない」という想いもあったのだろうと思います。そんなメンバー達の強い意志を受け、運営としてワンマンを行う決断を致しました。
もちろん「それなりの大箱で」が穴見の希望です。白星らフルメンバーが揃っていない現状のプリファンが大箱でのワンマンを行う事はかなりのリスクと難しさがあります。そもそも白星らがいつ復帰出来るか不明な状況において、運営としてワンマン開催を決定すること自体に大きな抵抗を覚えたのも事実です。でもそれと同時に「ワンマンをやる事で穴見は戻ってきてくれるのでは?」という期待があった事も事実です。
しかし、残念ながらこの度の12月6日のリキッドルーム単独公演は実質的に「穴見沙帆卒業公演」となることをお伝えしなければなりません。もちろん12月いっぱいは穴見は活動してくれますが、このリキッド公演にすべてを込めるつもりで本人は活動しているため、本人の希望により卒業公演を別途行う事もございません。
今回の公演については、穴見本人の希望もあって2つの目的がある事をお知らせします。一つは「穴見沙帆卒業ワンマン」。そしてもう一つは、「後輩メンバーへ穴見からバトンを渡す世代交代ワンマン」です。
穴見が卒業してもプリファンは続きます。現行メンバーの殆どは後輩メンバーです。後輩からすれば2ndワンマンなどではありません。「初の単独公演」なのです。
そしておそらく白星や中森の復帰も間に合わない事が予想されます(まだ分かりませんが)。そういった意味や状況から今回の公演は「2ndワンマン」ではなく「単独公演」とさせて頂きました。そして「穴見沙帆卒業記念単独公演」である事ををここで改めてご報告し致します。出来れば彼女の卒業を食い止め、この発表をしたくなかったのですが、これまでの初期メンバーを中心とした体制からプリファンは変わらなければなりません。いつまでも初期メンバーに頼ってもいられません。逆を言えば、穴見沙帆が卒業する事で、初期メンバーは白星のみとなり、これからプリファンは本当の意味で新体制になると言うことです。
ですから、あえて前向きな表現をすれば、今回の単独公演はその絶好の機会になるのです。白星が戻ってくるまでに頼れる後輩に成長しなければならないのです。後輩メンバーが積極的に頑張っているのはそのためです。穴見はその事を踏まえてこの数ヶ月間活動してくれております。彼女はそんな後輩たちに何かを残し、しっかり引き継いでから卒業していこうとしてくれております。ですから、そんな中でそれぞれの様々な想いが重なって本件の発表のタイミングが今になってしまった事をお客様におかれましてはどうかご理解頂ければと存じますし、そんな機会をくれた穴見に感謝したいと思います。
沙帆ちゃんありがとう。
でも、それでもやっぱりメンバースタッフ一同、本音は辞めて欲しくないです。だから卒業ワンマンではなく「沙帆ちゃんは卒業しないことになりました記念公演」にしたいので、年内はこう言い続けたいと思います。
「沙帆ちゃん、やっぱり辞めないで!」

 

【篠原みなみ】

この度、篠原みなみは虹色幻想曲〜プリズム・ファンタジア〜を卒業致します。
昨年7月末に、歌・ダンスを伴うLIVE活動ではなく、個人としてのグラビアや撮影モデル、コスプレ等中心の活動にシフトしたいとの本人の申し出を受け入れました。その時点で事務所を退所し既に独立しておりますが、プリファンのメンバーとしては在籍したまま現在に至っておりました。なんと言ってもLIVEが大好きな娘でしたから、この間本人にも少なからず迷いもあったと思います。ですから運営と致しましては、彼女がグラビア等にトライしながらも、いつでもプリファンのLIVE活動に戻ってこられるように計らっておりましたし、またそれを期待もしておりました。そもそもグラビアやコスプレの活動に彼女が目覚めたのも、プリファンにコスプレやグラビアをやる後輩メンバーが加入した事でそのメンバー達からの一時的な影響が強かったのだと運営は考えておりましたし、また、これは篠原本人は何も悪くないのですが、2019年に某グラビアイベントに出演させた事をきっかけに、彼女の独立後ではあるものの、当方と取引関係のあった外部の運営やグラビア関係者が当方事務所への筋を通さずに勝手に彼女にコンタクトして勧誘した事がきっかけだったからだと思っておりましたので、そのせいで彼女は惑わされただけで、やりたい事が一時的に変わったのだとしてもきっとまたやりたくなるハズだと考えておりました。その上で頻度は少なくともたまにはLIVE活動に参加して欲しい旨も伝えて参りました。しかし結局それは叶わぬまま今日に至り、この度本人からグループならびにLIVE活動卒業の強い意思を表明されましたので、これを尊重する事と致しました。これ以上引き止める理由はないと判断した次第でございます。
ここからは運営個人として述べさせて頂きます。もしかしたらご批判を受ける内容かもしれませんが正直な想いです。篠原みなみは今後もグラビアや撮影モデルを中心とした活動を続けていきます。
もちろん、選んだからにはその道で成功して欲しいですし幸せになってもらいたいです。でも本当はLIVEに戻ってきてくれると思ってました。そう期待してました。ずっと「篠原みなみは間違いなくLIVEアイドルとして、プリファンのメンバーとして輝いていた。プリファンでLIVEをする篠原みなみが最高だった。プリファンの音楽と共にある篠原みなみが大好きだった。」という想いがありました。先述の通りLIVEが大好きでLIVEアイドルの申し子みたいな娘だと思っておりましたから、篠原みなみが辞めるなんて未だに信じられないくらいです。過去にプリファンには生粋のコスプレイヤーが数名在籍しておりましたから、当時コスプレ活動など行っていなかった篠原から「コスプレイヤーの篠原みなみです」と言われても違和感しかありませんでした。でもそれは彼女へのプリファン側からの感覚であり、ある意味それは思い込みだったのかもしれません。過去の彼女への幻想だったのでしょう。今思えば「グラビアやってそうだけど実は一切やってなかった2019年夏までの篠原みなみをただ一方的に好きなだけだった」のだと思います。
ですから、もちろん本人の意思で今の篠原があるわけですが、本人にも迷いがあったのも事実だと思っておりますので、本来であれば去年の7月に卒業させるべきだったのかもしれませんが、そんな状況においてその判断は出来ませんでした。だから本人の気が変わってプリファンのLIVE活動に戻ってきてくれることを期待してしまいましたし、その事でファンの皆様にも篠原のプリファンLIVE復活いう要らぬ期待をさせてしまったかと思います。本当に申し訳ございませんでした。コロナ禍になってからのこの1年は、運営や篠原にとって自分たちのそういった迷いや想いを整理するための大切な期間だったのだと思います。お互い散々悩んだ果てに今の決断があります。そのように理解して頂ければ幸いです。
時間がかかりましたが、今はお互いはっきりと決別の時と感じております。本来であれば、篠原みなみ卒業公演は是非とも開催したいと思っておりました。今年9月の穴見生誕に出演してくれた時は本当に嬉しかったのですが白星が休業中でしたし、初期メンバーの白星、穴見、篠原の3人によるユニット「虹色幻想曲THE ORIGIN」のLIVEで卒業公演を出来ない事が悔しくて悲しくてなりません。休業中の白星の気持ちを思うと尚更です。正直、白星の復帰まで穴見も篠原も卒業を待って欲しかったのが本音です。だから、来年も含めていくつか会場やスケジュールを押さえたりもしましたし開催出来る事を願いましたが、残念ながら実現しませんでした。お互いの将来もあるので仕方のない事です。
せめて12月6日のリキッドルームに出演し、それをもって穴見と共に卒業公演としたかったのですが、これについても本人の意思により出演はございません。
でもひとつ嬉しい事に「会場に応援に行かせてください」と言ってくれましたので、当日会場に来てくれます。同じ初期メンバーの穴見の卒業を見届けてくれますので、それをもって篠原みなみとのお別れとさせて頂きます。
運営としてこのような形の卒業発表になってしまったことについて大変心苦しく申し訳ない想いでいっぱいです。ただ篠原の場合は、この2年間は実質的にプリファンメンバーとしては活動しておりませんでしたし、本人は自分が進みたい道を歩んでおります。今回卒業するにあたり「後悔はないです。今の自分が一番好きです」と言い切ってくれましたし、何より本人の現在進行形の活動には全く影響はない事が運営としてせめてもの救いかと思っておりますので、そのようにご理解頂ければと存じます。
つきましては、明日以降の活動もあるとの事で本人希望に基づき、篠原みなみは本日この発表を持って虹色幻想曲〜プリズム・ファンタジア〜を卒業とさせて頂きます。
ファンの皆様におかれましては、今後ともこれまで通り篠原みなみにご声援のほど宜しくお願い申し上げます。
「みなみ。今までありがとう!」

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以上でございます。
突然のご報告になりました事を改めてお詫び申し上げます。
しかしながら、虹色幻想曲〜プリズム•ファンタジア〜はまだまだ終りません。
メンバー一同まずます精進していく所存ですので、引き続き温かいご声援のほど何卒宜しくお願い申し上げます。



2021年11月17日
虹色幻想曲〜プリズム•ファンタジア〜