【仏教のお話】お彼岸は、亡くなった人を訪ねる日 | 吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

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おはようございます
吹田・関大前 古民家サロン 「静心庵」 僧侶の淨華です




来週19日からお彼岸の入りですね。
秋分の日を挟んで前後3日間をお彼岸と言います。
そこで少し「お彼岸」ということで、お話を致します。



お彼岸は、日中の長かった日から夜の長い日へと移る、いわば気候の峠です。
この日を境として、草も木も茂りをのぼりつめる夏から、
枯れ散っていく秋へと向かうのです。


千葉敦子さんというジャーナリスト・ノンフィクションライターがおられました。
3度に渡るガンの再発を経験され、死に至るまで自らのガン闘病記を
出版し続けられた方です。


この千葉敦子さんが、ガンで声を失った時、
「声を失うということは一つの死を死ぬことなのだと思う。

こうして一つずつ死を死んで、死の積み重ねが最後の死へ私たちを導いていくのだと思う」
と言っています。

一葉ずつ散っていく木々の葉は、私たちに「いかに生きるか」を追い求める生から
「いかに死んでいくか」という生への転換を促しているようです。


この未知の大きな坂にさしかかった時、思うのは
先にこの坂にさしかかり、これを越えていった父や母や祖母や先生や
多くの知人たちのこと。

お盆はあの世へ先立って行った人たちを此の世へ迎える日だとも言われています。

そしてお彼岸は、亡くなった人を訪ねる日のようです。

お彼岸にはあちこちのお寺で彼岸会や追弔会(ついちょうえ)、
永代経(えいたいきょう)がお勤めされますが、

亡き人を「弔う(とむら)」と言うのは、亡き人を「訪う(とふら)」ことです。

また「訪う(とふらう)」と言う字は、「訪ねる(たずねる)」と言う字で、
この世を越えて彼岸の世界に帰っていかれた先人(せんじん)を「訪ね(たずね)」
そのこころを「尋ねる(たずねる)」ということではないでしょうか


今年の秋のお彼岸には、亡き人を偲んでそっと思いを馳せてみませんか?

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