ヘローです。
またまた更新が滞りましたねん。
言い訳は色々ありますがね、9月から10月にかけて、
運動会シーズンだったのが一番ですわ(本当か?)。
うちは、小学生と中学生の二人の子供。
で、二人は6歳離れているの。
という事で、計算するとね、
12年連続で小学校の運動会があるの。
娘が長男と同じ中学校へ行ったとすると
ダブりの年数を
ひくと15年連続で内3年間は年に2回。
幼稚園まで入れると18年連続で内6年間が年2回。
オー、ノー! ですよ。
まるで「運動会の無限ループ」じゃねえかよ、と。
運動会とか大好きな親御さんはいいでしょうけど、
あっしはどちらかと言えば苦手なタイプだし、
大体若くないからその辺のしんどさもある。
歳とって子供もつとこんな事にも影響が出る、と。
苦手と言えど、子供の為にキチッと参加して、
キチッと写真やらビデオの記録はしないといけない。
そこが大変チラい(死語)ところなのだ。
カミさんも一月の間に二回も家族弁当を作るのが、
歳もからまって、ヒーヒー、言ってますがな。
運動会の度にカミさんに、
「これ、後何年続くんだろうなあ」と毎度グチるのが恒例。
子供達と食べる弁当も毎度メニューが重なってくる始末。
すると飽きても来る。
重なる理由は、「定番」のものを除いても、
子供達の「好き嫌い」も原因なのだ。
でもって、運動会の花形というのは、昔から、
一応今でも「リレー」。
あっしは受験勉強(でも失敗)のお蔭で大デブになった
6年と転校してきた3年生の時を除いた小学校の4年間は
リレーの選手だったし、カミさんに至っては、
小中学校通してリレー選手。
でも、ウチの子供達は、息子が3年生の時に
一度リレーの選手になったきり。
娘も足は速くない。
別に、子供の運動能力が親の運動会に対する関心の
全てじゃないにしても、
そこそこ影響するのも人情というもの。
あっしも「本心から」子供の足が速かろうか遅かろうが、
関係ないタイプなのに、
どういうわけか、運動会が近づく季節になると、
子供に向かって、つい、
「リレーの選手に選ばれたか?」と聞いてしまう。
不思議なものです。
ま、そんな事は置いといて。
運動会の無限ループの話。
あっしの子供時代を振り返れば、親と弁当を食べたのは、
小学校時代のみ。
中学校は都内だったので、父兄が観戦し食事をとるスペース
が元々運動場になく。
もとい運動会そのものもできる広さがなく、
何処か他の場所を借りて父兄観戦なしの運動会をやっていた。
姉たちは息子と同じ中学校だったけれど、
今一クラス36人ぐらいの5クラスの中学校が、当時、
一クラス50人弱で10クラスを超えていたわけ。
そんなわけで広い運動場も、
運動会の時は父兄観戦のスペースが十分取れず、
観戦する父兄も多くなく、また
お昼を親と一緒に取ることはなかったのだ。
つまり、この東京から外れた地元での、
運動会無限ループは、少子化の結果という一面が
原因なんドス。
これまた少子化が原因かどうか。
親が係りや委員会で学校にいく日のこれまた多い事、多い事。
もっとも行ってるのは、カミさんであっしじゃないですが。
昨日はなんたらの説明会、明日は、
学校でバザーをやるとか言って、
カミさんはしょっちゅう学校へ行ってる。
何か、父兄参観もロクにこなかった、
我が親を考えると隔世の感があるのは、
あっしだけでしょうか。
それとも昔から小中学校に生徒を持つ親は
忙しかったんでしょうか。
ウチの親だけが「ヒマ」だったんでしょうか。
ま、そんな事どうでもいいでしょうな。
ところで、
中学校の運動会で、家族で弁当を食べているときに、
息子に聞いたんですわ。こうやって、
「おい、家族皆で弁当を食べているからいいだろう?」って。
すると、息子は、
「別に。普通じゃん」と、素っ気ない返答。
「このヤロー」と一瞬思ったあっし、
でもすぐに考えを変えましたね。
よく考えてみたら、あっしも「いいなあ」なんて思ってない。
息子を責められた義理じゃねえだろ、と。
息子を無感情にしてるのは、息子の「感受性の問題」じゃねえ、
あっしを無関心にしているのだって、あっしの所為じゃねえ、とも。
無限ループ、運動会の無限ループの所為だってね。
考えてみれば、息子だって自分のだけじゃなく、
妹の運動会だって来てるんだし。
18年連続トータル24回の運動会無限ループの、
(24回だからホントは無限じゃないけど)
真っ只中に息子だって、いや娘だっているんだ、と。
そう思い返したあっし、突然、何だか義務的に
弁当を食べてる息子や妹、そしてカミさんが、
急に愛おしくなりましたね。
「そうだ、みんな辛いんだ」、と。
よし、ここは一家の長のあっしが場を盛り上げないと、
ウケを狙ったとっておきのジョークを飛ばそうとした瞬間、
カミさんが、突然顔を上げ、
「こら、皆残したら、そのまんま夕食に出すからね!」
と、その場を一喝。
息子はすかさず、「ボク、もう行かなきゃ」と席を立ち、
娘も同じように中学の兄を持つ友達のところへ走っていく。
「じゃ、あんたの仕事ね」と、
カミさんは残ったおにぎり2個を私に渡しながら、
さらに残ったから揚げとエビフライを皿に盛って前に出す。
「オレ、もう腹いっぱいなんだけど」という言葉は、
「あたしも!」という恫喝に似たカミさんの言葉で打ち消され、
人間バキュームよろしく、腹いっぱいのお腹に、
弁当の残りを死ぬ思いで詰め込んだ、と。
運動会無限ループ……あっしにとってただの苦行。
あと何年続くのか、冗談じゃないぞ、と。
……ナンチャッテ。
今回も、更に駄弁にくだらなさを増してアイ失礼。
でも子供はなんだかんだ言っても好きなんですよね、
運動会が。
こんな3等賞のシールも大事にアルバムに貼ってます。
ではでは。



