ロック(1)~人生はロッケンロールと言いたいが、やっぱりただのオヤジなんだ・編~ | 白帯以前素人による「なんちゃってテコン島」

白帯以前素人による「なんちゃってテコン島」

独習しているテコンドーや子育てその他感じた事等駄弁を色々書きます。

 ハローです。


 最近寒いですね。あまりの寒さにトレーニングもままならない、


 というわけでもなく、ただ年末年始のノリの延長で、ビシッとやる気がないだけと。


 ところで私、18年ぶりにギターを買いました。


 いい歳こいて日本製のやつ。


 いい歳こいてというのは、私達のロック世代にはちょいと理解が出来る筈。


 いまや白髪交じりで腹の突き出た、独習テコンドーのヘンなオヤジの私も、

 かつては詐欺まがいの自称音楽プロデューサーに、せっせと自分の楽曲を送ってた時代がありましたねん。


 ぜんぜんモノにならなかったから人前で話す話じゃないんですがね。


 ま、恥ずかしい個人の歴史ですわ。


 そんでもってデモテープ作りを止めてもうかれこれ10年。


 ふと最近、また歌を作りたくなっちゃった、と。


 で、自分のギターをマジマジ見るとサビだらけで、具合が悪い。


 ギターは日常ちょこちょこ弾いてはいるんですがね、


  いい歳こいて歌なんかも歌っている、でも、


 メンテをマメにやるタイプじゃない。


 持っているギターはすべて壁のギターフックにかけっ放しのダメ男、と。


 しかも、ある日突然惨状に気付くと言うのも更にダメだろう、と。


 そして、錆びたギターを眺めて、


 「はー」と、またため息。


  私、ギターに関して言うと、ヘンなこだわりがあるんですわ。


 ホントにヘンかどうかはわかりませんがね。


 元々リードプレーヤーじゃないし、バンドではベースだったし、


 ギタリストとしては、


 要するに「なんちゃってリードのサイドプレーヤー」というカンジですから、


 ホンモノ(メード・イン・USA)は、自他共に認めるセミプロクラスになってから、


 例えば、自分の楽曲がCDになるとか、


 そこまでいったら買おうと思ってたんですわ。


 しかし、今じゃそんな夢は跡かたもなく消え去り、


 腹の突き出た頭の薄くなったただのオヤジが「ただ残った」だけ、と。


 「別にそんなこだわりはもういいじゃねえか」と思って、


 ネットでまず「ホンモノ」を眺めれば、


 わっ、この値段だったら、「あれもできる、これも買える」なんて、


 主婦並みの生活臭ただよう考えが頭に充満する始末。


 ここでも自分のオヤジぶりを再認識なんだよ、ベイビー。


 モノ買う時に嫁さんと子供の顔がよぎるみたいな。


 で、結局かつてと同じ無難な日本製ブランドの無難な値段のギターに落ち着くという展開。

  

 ま、無難もなにも、ホントは、自分の持っているギターのメーカーもモデルも一緒なんですな。


   ある意味納得の注文ながら、注文してから、


  意味不明な脱力感。


   脱力感を振り切るために、


 「よし、次は絶対ギブソンかフェンダーUSAかリッケンバッカーだ!」


 と自分に言い聞かせて席を立った、という始末。



 正にR・チャンドラーばりに、


 「ギブソンにはまだ早すぎたね」


 というわけどす。


 「ザ・ロング・グッバイ」な気分……。


  ギターを知らない人には何が何だかわからないのと、


  ギターを知っている人にも、まことに情けない話にて失礼。


  ではでは。