新年明けて、遅ネタ&去年ネタにて失礼。
実は私年末年始と家を空けてましたんで、
そして年末、大みそかは特にTVを観ないタチなんですな。
元々TVは観ない方だし。
それでも紅白は、「特別」な人が出ると気になりはする。
去年は、ずばり「泉谷しげる」。
昨日、動画サイトをチェック。
感想は、「さすが」の一言。
キョーシローが亡くなってから、日本に本物のロッカーは絶滅しちゃったと思ってたら、
生き残ってたのね、泉谷しげる、というカンジ。
泉谷しげると言えば、デビューはフォークからだけど、元々ロックの人であることは、歌を聞けばすぐわかる人だった。
ロック、ロック、またはロックン・ロールと、多少自称の人が日本の音楽界には、そりゃ多いですがね、
私に言わせると、その「大半」が勘違いの人ばかり。
やはり、ロックというからには、
その歌に、サウンドに演奏に、はたまた「歌詞に人生観がぎっしりつまって」いないと。
アイドルと言われた時期があろうと、ビートルズ、もストーンズも、
昔から大半の洋楽ロックはその辺りを外していないんだが。
日本の場合、大御所から「外して」ばっかり……なんだもんねん。
でも、日本の本物のロッカーも厳しいは厳しい。
「名曲」をずらっと並べらているかというと、
そこは厳しいんだね。
そして、組んでいるバンド、ギタリスト、サウンド面も、
本当に「本物か」と問うと、中々ここも厳しい。
だから、結局皆、「歌謡曲」や「ポップ」に走るわけだ。
本来は、アンチ・レイシズムの音楽だったラップも日本では、
ただの「ラブソング」になっちゃう。
RCの「雨上がりの夜空に」とか、
泉谷の「デトロイト・ポーカー」とか、
本物のロックソングがもっと日本にあればいいな、と昔から思っていたのを、
泉谷しげるの「紅白パフォーマンス」で思い出した次第。
サザンの桑田もデビュー当時は、
「茅ヶ崎に背を向けて」とか、世間では「冗談ソング」と当時思われていた、
「勝手にシンドバッド」もそうだけど、
ロックソングを書いて歌っていたんだけど、
売れまくっていつの間にか、「サザン」というジャンルになってしまった。
泉谷しげるも、もう孫までいる世代。
チープなリフでもいい、
ギターリフの似合う、それでいて、歌詞に「粋な人生観」が詰まっている、
そんなロックソングを歌うシンガーはもう出でこないのかな。
出てくるといいな、なんて、
ただのオヤジの独り言。
ではでは。