6月20日のプロレス界と言えば1986年(昭和61年)京都府立体育館で行われた「佐川急便杯争奪トーナメント」と銘打たれたIWGP追撃戦ワンナイト・トーナメントを思い出す...いやあまり思い出さない。そう言えばそういうトーナメントあったんだなあくらいでほとんどのプロレスファンは知らないか、覚えてないだろう。ノーTVだったし。要はこの年のIWGPに参戦した選手達が出場したIWGP優勝戦の翌日に行われたトーナメントである。
出場者はこの年のIWGP優勝者猪木、準優勝者マードック、あとはアンドレ、上田、スヌーカ、木村健吾、前田、サモアン、坂口、M・スーパースターの10人。
1回戦から振り返ってみるとまずマードックがサモアンに勝ち、上田がスヌーカに反則勝ち。健吾は前田と両者フェンスアウトで両者失格。猪木は坂口、マードック、スーパースターを連破し決勝へ。アンドレは上田に勝ち決勝へ。決勝はアンドレが猪木をリングアウトで下し優勝。
いくつか疑問点がある。まずアンドレとスーパースターは1回勝つと決勝へ行ける変則なトーナメント。猪木は3回勝って決勝進出したが、アンドレは上田に勝っただけで決勝進出。どういうこと?最大の注目の前田日明は木村健吾と両者フェンスアウト。トーナメントなら普通延長するだろ。なぜか両者失格。前田をここで失格にしといてアンドレや猪木とはやらせないというシナリオなんだろうが、これで観客は納得したんだろうか?
IWGP優勝戦の翌日に行われた不透明決着満載のクソつまんない謎の変則トーナメント。この年のIWGPリーグ戦で猪木にギブアップ負けをしているアンドレ。そのお返しのトーナメント?アンドレを優勝させる為のトーナメントと言われても仕方ないだろう。




