北尾光司vs山崎一夫

 

 これは昭和ではなく平成になってからの試合ですが、5月8日の記憶に残ってる対戦と言えば1992年の横浜アリーナで行われた北尾光司vs山崎一夫の一戦を思い出す。1990年に東京ドームで華々しくプロレスデビューした元横綱の北尾ですが、トラブルを起こして新日、SWSを追放されてしまうんですね。そんな北尾のプロレスのリング復帰の舞台はUWFインターナショナル。凶器攻撃も場外乱闘もロープワークもない格闘技系団体で北尾はどれだけ強いのか?大注目の一戦でした。この試合見に行ったな~。確かセミファイナル前の試合だったと思いますが、第5試合か第6試合あたりで観客から「早く北尾~」というヤジ(声援?)が飛んでドッと沸きました。注目度を物語るシーンです。で、いよいよ試合。袖なしの道着を着て臨む北尾。山崎はいつもの出で立ち。

 凄い山崎コールでしたが、北尾は強かった。約200cm、160kgの巨体から繰り出される膝蹴り、裏投げみたいな投げ技、最後はローキックがバシバシ決まり北尾のKO勝ち。

 まあデカいから強いわな。これで北尾の商品価値は爆発的に上がり、vs鶴田、vs前田等夢の対決幻想が膨らみました。

 北尾のプロレスの試合でこれ以上のインパクトがある試合はないだろうというくらい記憶に残る一戦になりました。