【本】「利他学」と「利他のすすめ」
【伝説のPR職人】のハスカです。
大震災があったからなのだろうか、最近、社会貢献(CSR)とか、利他(りた)に関す
る書籍をよく見かけるようになりました。
小田さんの「利他学」の分析はとてもユニークで面白かった。絶対おすすめ!
もちろん大山さんの「利他のすすめ」も人情味溢れていてドラマチックだ。
ご存知のように、「利他」(りた)とは自分のことより他人の利益を優先する考えのことで、仏教語からきている。自分の利益よりも他人利益を優先する「自利他利」(じりたり)ともいう。
私のPR広報にた関する一貫した視点・姿勢はすべてここからスタートしている。自分や自社(商品やサービスを含む)を捨てて、他人のこと、社会のことを優先する考え方こそが、真のPRパースンなんだと言い聞かせてきた。
ランチコンサルを3000円でやっていますが、同業者からは非難轟々。「なぜあんなに安いフィーでやるんだ。われわれの商売が上がったりだ」とね。
そうなんです、自慢ではないですが、私のやっているランチコンサルほど「自利他利」
だと。まず、お金は受け取っていませんから事実上、無報酬です。
でもランチを?これはねえ、人から貴重なアイデイアを伺うわけですから、せめて食事くらいはね、というところからきています。最低限のマナーというのでしょうか。
これまで本ブログで、自利他利のことは書いてきた。
○日本でいちばん大切にしたい会社大賞(2011/6/2)
http://ameblo.jp/pridea/entry-10910906875.html
○メリットがないとダメですか(2011/1/28)
http://ameblo.jp/pridea/entry-10781647703.html
○「社会にいいことをしている情報」をご存知ありませんか(2011/1/26)
http://ameblo.jp/pridea/entry-10780247844.html
さて、2冊の本の紹介。
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●「利他学」(小田亮著、新潮社、新潮選書)
本の内容
自分の遺伝子を後世に残すことが生物の最大の目的ならば、なぜ人は見ず知らずの他人のために命を落とすことがあるのか?自分の損失になるのに、なぜ震災の被災者に物質や義援金を送るのか?生物学、心理学、経済学、哲学などの知見を総合して、こうした不可思議なヒトの特性を解明する。
目次
第1章 なぜ人間はかくも利他的なのか
第2章 何が利他行動を起こさせるのか
第3章 なぜ利他行動が維持されるのか
第4章 「やり手」と「受け手」のダイナミクス
第5章 利他性はどこから来たのか
第6章 利他性はどこへ行くのか
著者情報
小田亮さん、1967年徳島県生まれ。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。京都大学霊長類研究所教務職員、名古屋工業大学講師などを経て、名古屋工業大学大学院工学研究科准教授。専門は自然人類学、比較行動学。霊長類を対象に心と行動の進化について研究している
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●「利他のすすめ」(大山泰弘著、WAVE出版)
本の内容
知的障害者を雇用してチョークをつくってきた会社の経営者が教える、シンプルで深い「生き方」35のメッセージ。
目次
第1章 何千年たっても変わらないこと
(お釈迦さまの知恵。人間の究極の幸せ)
第2章 誰かの役に立ってこそ、幸せ
(待つことで人は必ず成長する。幸せこそ人を成長させる原動力。他)
第3章 「利他の心」が人生を拓く(人のために動くから、「働」と書く。
そばにいる人の役に立つ。それが、生きる原点。 ほか)
第4章 「幸せな自分」をつくる
(一隅を照らす。逆境を受け入れ、それを最大限に生かす。ほか)
終 章 誰もが働ける、幸せな世界を
著者情報
大山泰弘さん。1932年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、病身の父の後を継ぐぐべく日本理化学工業(株)に入社。専務として実質的に経営に携わる。1974年、社長に就任(2008年に会長)。翌1975年には、川崎市に日本初の知的障害者多数雇用モデル工場を建設。現在、74人の社員のうち55人が知的障害者(障害者雇用割合約74%)。製造ラインをほぼ100%知的障害者のみで稼動できるよう工程にさまざまな工夫が。こうした経営が評価され、2009年、渋沢栄一賞を受賞。
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PS.
アメブロに「商売繁盛の自利利他経営」というメルマガ を書いておられる
竹谷泰史さんは自らのペンネームを「自利利他経営研究所」といっておられます。

