私のやってみたい仕事
アメブロ[起業がうまくいく心の習慣~起業家のメンタルサポート] で起業家向けコーチングをやっている山口由起子さんと先日、お逢いしたとき、「ハスカさんはどういう仕事をしたのですか」と質問されたので、私はすかさず、「政府」「行政関連」の仕事をしてみたいと応えました。
確かに、その考えは今でも変わっていないのですが、私の言いたかったのはその仕事が社会に与える影響が大きい、そんな業種のPRをやりたいのです。必ずしも一流会社とか上場会社とか、そういうことではありません。規模は小さくても、その業界でナンバーワンとなるような、職人的会社ですね。
ここに紹介する長島鋳物(川口市)という会社 の仕事はマンホールの蓋を鋳物によって製造している会社。
多くの市民は黙ってマンホールを踏み続けているけれど、そのインフラ(社会基盤)ともいうべき、道路の下水管の蓋に該当するマンホールを作っているような会社の仕事や商品こそ、私の言う社会の役に立っている会社の見本だ。
おそらく仕事の流れも行政からか道路公団からかよくは知りませんが、少なくとも一般市民からの注文があるわけではありません。IT用語でいうところのB2B(ビーツービー)の業務用、それも、社会性の高い公共財を専門に受注生産するような会社。
特殊な顧客なので、営業推進のためには相手先部署の接待を中心とした人脈良好拡大作戦をとるのが一般的。盆暮れの付届け物はもちろんのこと、かいがいしく頻繁に顔をだして、いうことをこまめに聞く。そういう積み重ねが受注成果となって返ってくるのだろう。
私はこういうやり方が一番嫌いな人。営業は責めなければダメだ。積極的にいい案をどんどんぶつける。それこそ、これでもかこれでもかと斬新な案を提案していく。そう、提案型営業だね。注文が来るのを待っているような受注型営業は嫌い。注文を他社に先駆けてとっていく、「創注型営業」しなければ。
さて、きょうご紹介するのは読売新聞が報じていたものですが、切り口は「デザイン」だった。絵柄の付いたカラフルなマンホール。このふだん聞きなれないマンホールにスポットをあて、そのデザインを通して現代を切り取っていこうという社会派記事だ。
私がやりたいPRの仕事というのは、この「マンホール」のデザインをどうするか、から始まってこのマンホールデザインの活かし方といいますか、マンホールが社会に果たす役割をPRの力によって知らしめていく、そういう仕事が私の一番やりたい仕事なのです。
おそらくこういった社会性の高い公共財を基本商品とするような業種・業態は、PRなど不要と思っているに違いない。PRに投入するお金があったら営業に注入したほうが賢明と。そういう体質だと思います。
違いますね。私が見事に変えて魅せます。PRの力がどこにまで及ぶか、実証してみせましょう。我々はコミュニケーションのもつ偉大な力を各種メディアを通して実践してきました。
誰かこういう社会性の高いクライアントを紹介してくれませんか。ほとんどのPR会社がサジを投げる無理難題でも、私の手にかかればあら不思議、見違えるように社会的評価が高まってきます。
何より従業員の働くモチベーションがあがってきます。最悪、つぶれそうな会社でも「こんな会社にいたことを誇りに思う」「なんとか会社を立ちなおしたい」「社会の縁の下の力持ちの仕事を続けたい」とね。その原動力がPRのチカラなんですね。私がその必殺請負人。
こういう社会性溢れる商材をもつ会社のPRを手がけたい。それは私しかできないだろうから。秘策はあります。
----------------読売新聞の記事全文(2010年12月23日)---------------
絵柄マンホール 3000種 長島鋳物(川口市)
街を歩いていて、絵柄の付いたカラフルなマンホールの蓋に見入ったことはないだろうか。その土地の風物やイメージキャラクターが描かれ、足元からのちょっとした観光宣伝になっている。全国で初めて製造したのがこの鋳物会社だ。
1980年代初め、それまでの黒色のシンプルな蓋に、サクラやウメの花を幾何学模様に描いて売り出したのが始まり。同業他社の製品との違いを出そうと考えての試みだったが、顧客の自治体の反応は今ひとつ良くない。せっかく新たに購入するなら、よその自治体では使っていないような蓋にしたいと、オリジナルなデザインを求める声の方が多かったのだ。
当時、営業部長だった長島博高社長(59)は「そういう考え方があるのかと感心した」と振り返る。もっと絵柄を工夫すれば売れる余地が十分にあると気付き、会社にデザイナーを雇い入れ、さらには蓋への色つけにも取り組んだ。
マンホールの蓋は、直径20センチ~1メートル50とサイズは様々。鋳型に約1300度の溶けた鉄を流し込み、固まった鋳物を削って整形して、さび止めの黒色の塗料を塗れば完成。色つきの場合は、様々な色の塗料も流し込み、受注から納品までの期間は黒色の蓋より2倍の8週間かかる。
夏場、蓋は直射日光により、素手で触ればやけどするくらいの温度になる。カラフルな塗料は、蓋が膨張や収縮を繰り返してもはげず、色もあせさせないようにするのが必須条件。塗料メーカーと試行錯誤を重ね、当初は5色でスタート。今は22色まで増えた。
絵柄の付いたカラフルな蓋は、瞬く間に全国に普及。アスファルトの歩道を石畳風などに改良したり、下水道の整備が急速に進んだりした時代の波にうまく乗った。サッカーボールをデザインしたさいたま市のものを始め、これまで手がけた蓋は3000種類以上。「後発組でマンホールくらいしか作れなかった小さな鋳物業者」(長島社長)は、マンホール業界2位に成長した。
長島鋳物の蓋に寄せられる高い評価は、デザイン性だけではない。同社の製品の強度は、全国基準を2割以上も上回る。トラックのタイヤが接地する蓋の面積に、70トンをかけても割れないという。
滑りにくさも自慢だ。数千万円を投じて、雨の時の蓋の「摩擦係数」を測定する計器を自主開発。これを使い、滑りにくい絵柄の研究を重ねている。「これまでは、滑ると思っていた模様が、意外に滑らないんです」と長島社長。来年にはそんな蓋も出来上がるという。
■全国に6営業所
1945年、川口市で創業し、マンホールの蓋製造は57年から。工場は久喜市(旧鷲宮町)と三重県内の2か所、営業所は全国に6か所ある。2009年度の売上高は43億円。長島博高社長は2代目。社員は143人。
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