『最後の忠臣蔵』 | ヒース・レジャーに捧げる

ヒース・レジャーに捧げる

コーヒー片手に脱力して読んでもらえれば幸いです・・・

こんにちは(^-^)



今日も映画なんか紹介してみようと思います



【最後の忠臣蔵】


ヒース・レジャーに捧げる


前回紹介した「十三人の刺客」の台詞でもあった“めんどくさい生き物あし代表である侍と武士のこれまたお話であります



主演は「十三の刺客」と同じ役所広司さんと、日本のスター合格佐藤浩市さんです



前回紹介した「十三人の刺客」と今作を見比べると圧倒的にこちらが薦めであり、もっと評価され多くの人に観てもらいたい作品であります



世界に賞賛されるべきはこういった邦画であると個人的には声を大にして叫びたいですね



役所さんは「十三人の刺客」と今作とを間を空けずに演じてるようですが、役作りで混雑し苦労したりしないんでしょうか・・・?



匠ですね



ストーリーは、


かの忠臣蔵メラメラの生き残りである寺坂吉右衛門は、討ち入り後に大石内蔵助から討ち入りの全容を伝えと討ち入りした赤穂浪士達の遺族への援助の命を受ける


寺坂はその使命に16年間を費やし最後の遺族を訪問する


その帰路で寺坂は、討ち入り前に忽然と突然行方不明になった血盟の瀬尾孫左衛門を目撃する


忠義を誓い合った瀬尾は何故討ち入り前夜に突然消えたのか?死ぬのが怖くて逃げたのか?それとも・・・



まぁ、途中からなんか知らんけど涙出てきましたね



開始1時間25分くらいのとこで見せる佐藤浩市さんの台詞と顔ね



やられましたね



最近、涙腺が緩いのかな・・・



思うに前半のタメが非常に効いてたと思います



桜庭ななみちゃんも可愛ウィーね!!



ヒース・レジャーに捧げる

ちょっとファンになったでありますラブラブ



娘を持つお父さん方が観れば結構キちゃうかも知れません



後半若干“タレる”時間帯もありましたが、総じて素晴らしい出来だと思います



欲を言えば16年以上前の孫左と吉右衛門の関係を描いて欲しかったですが・・・



忠義に嫉妬、愛と信念、そして生き様、怠惰と焼肉定食・・・



いつだって死んだ者より残された者が大きなモン背負わされるんですよ



「死に遅れるは恥の恥」「男をこの世に繋ぎとめるは女子の一筋の黒髪」



よくよく考えると侍とか武士って向日葵合格のようですね



太陽をずっと追いかけ、やがて枯れて行く



使命を与えられ、それを達成する事で歓びと生き甲斐を得る



その使命を与えてくれる主を失うとなんとも脆く弱い



なんとも美しもあり、哀しい存在じゃあーりませんか



そんな侍や武士を愛してしまった女は、ホストに溺れた女よりも哀しい想いをしてしまうわけです


ヒース・レジャーに捧げる


どんな物語にだって“その後”があるわけです



美しいラブストーリーの“後”にやってくる綾小路きみまろの世界



この『最後の忠臣蔵』“その後”もあるわけで、“最後”なんてもんは存在しないんですぇ・・・



新たに残された者はまた新しいモンを背負って生きて行く・・・そうやって歴史は紡がれていくわけでっしゃろね・・・



お薦め作品どすえ



ペタしてね