NY金④
1238.9ドル▼0.2ドル

NY金は小幅続落。

米当局者から早期利上げの可能性を示唆する発言が続いていることなどを背景にしたドル高進行が重しとなる一方、引き続き欧米の政治の不透明さなどに下支えられ、序盤以降は下げ幅を縮小した。

NYダウが急伸し、ドル高の水準に変わりないが、値ごろ買いが膨らみ、プラス圏まで買い直される場面も。

急落していたNYパラジウムが大きく買い直されたことで、追随して売られていたNY銀や白金も買い直されていたため、金の戻りに拍車がかかったとみる。NY金は1239.9ドルまで切り返したが、1240ドルには抵抗を受けていた。

東京金は小幅高。
夜間取引では一時割り込んでいた転換線を、終値ベースでは回復する形となっており、本日は引けで同線を維持できるかに注目。

NY原油③

54.06ドル△0.66ドル

 
NY原油は続伸。

ファンド勢による強気なセンチメントの拡大や先行きの供給過剰の解消期待、テクニカルな動きやOPECのバルキンド事務局長が一段の減産順守を目標にしていると述べたことなどが好感された。

産油国の減産を反映しやすい時間帯であることから、買いに弾みがついたようで、WTIは54.50ドル台での下値固めの様相をみせたこともあり、その後55.03ドルの高値を示現。

ただ、55ドル台に入ると、米国の原油在庫の大幅な積み増しや増産観測の台頭で、売りを誘うことに。その後、54.50ドル割れをみせるなど、高値警戒の動きをみせた。

また、NYガソリンが急落していることも売り材料に。
米国でのガソリン需要の長期低迷が足かせに、目先は石油在庫統計に対する事前予想が注目されるが、原油在庫は前週比で330万バレル増となっており、目先の圧迫要因。

by ジョージ地球
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※個人の相場観です。売買は必ず御自身の判断で行ってください。