NY金⑫
1344.1ドル△2.4ドル
 
NY金は小幅高。
 
その他貴金属の値崩れもあり、清算値決定後もマイナス圏に値を消すなど、売り買いがが交錯する展開をみせていた。
 
ドイツ銀行の信用不安が高まり、週明けの欧州株式市場は全面安となり、NYダウの急落につながった。こうした株安を嫌気する格好で、NY銀や白金、パラジウムが急落しており、金の足を引っ張ることに。
 
金は株安のヘッジとして買い進まれる場面もみせたが、実需の買いがイマイチで買いも続かず、ハッキリしない動きをみせていた。白金は整理商いは一巡もあったが、銀やパラジウムの急落をキッカケにまた売り直され、さらに欧州の株安も売り材料になっていた。
 
NY原油⑪
45.93ドル△1.45ドル
 
NY原油は 急反発。
 
アルジェリアで国際エネルギーフォーラムが開始され、28日にはOPEC加盟国とロシアによる非公式の会合が予定されている。これに対する楽観的な見方が台頭し、週明けの思惑買いによる急伸につながっていた。
 
UAEの石油相は増産凍結などの合意形成がなされる可能性が高いと発言し、欧州時間帯での原油急伸のキッカケとなった。さらにテクニカルな買いがみられ、WTI期近11月限は46.20ドルまで急伸した。
 
しかし、イランが増産凍結の可能性は小さいと指摘し、また清算決定前にロイター通信が公表した在庫統計に対する事前予想で、原油在庫の増加観測を示したことで、清算値決定後、値位置を切り下げてしまった。
 
一目均衡表の雲の下限である45.70ドルを挟む動きとなった。ちなみに、原油在庫に対する事前予想の中間報告は280万バレル増。ドイツ銀行の信用不安による世界的な株安傾向の中、原油市場では株安は売り材料にされていなかったが、今後の重石になるとの指摘も。
 

by ジョージ地球

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