誰も知らない島で -2ページ目
あなたのみる夢と
わたしが思い描く自由
ちがっていたとしても
きっと
手に手をとって
歩いてゆける
台風のまえの こんな空
なんだか
ドキドキしちゃう。
その 力強さに憧れて
わたしも 強くなりたいと
ただ 願うだけ
いつか あなたに負けないくらいに
輝けたらいいけど
夏のひかりみたいに
ほんのわずかな 晴れ間のときに
通りすぎた 路地からきこえる
蝉の声
誰かを よんでいるよ
夏が待ちきれないみたいに
焦がれて 焦がれて
眠れない夜もあるけれど
あなたがくれる やさしさで
わたしは強くなれる
前を向いて 歩いてゆける
あなたは 大切なひと
たとえ 辿りつく場所が
ちがっていても
どうやっていたのか、 もう思い出せない。
昔はもっと、うまく空を飛べたのにね。
春の日差しをうけて
草のうえに
寝ころびたいよ
深呼吸 してみる。
それは こんな 春の日に。
立ちどまってくれるほど
時の流れは 甘くはないわ
そこに迷う子羊よ
酔いしれるまえに 気づくといいわ
かすむ声を張りあげて
もつれ歩んでいくほかないわ
傷はなめて癒すもの
運が悪いなんて 見せつけないでよ
~『み空』/安藤裕子

こんな時間は、ながくはつづかない
と 知っているから。

