土曜雑感 創業50年への指針は「再建の三原則」

 

7月25日(土) 

 

自分への日課としてこの20年間、仕事として専門店のマーケティングに関わる問

題をテーマに発信してきました。この数年は森信三先生の語録などを紹介するブロ

グ(月曜日から金曜日)を発信しています。

 

その理由は難解とされる森「全一学」(哲学)の解明に挑戦する布石のつもりです。

青春時代に先生と出逢い、人間として生きるタネ蒔きをされたおかげで、不徹底な

がら一事に挑戦できたと感謝しているからです。

 

森門下の寺田一清先生が編輯した「不尽叢書」との出逢いが、創業25年の転機

となりました。「企業の寿命はわずか30年」と「日経ビジネス」が発表し、話

題を呼んでいた頃で、「会社はあと5年!」の危機感は拭えません。

 

そこで創業25年に感謝する記念品として、お世話になった関係先200余社へ

「不尽叢書」を贈りました。さらに寺田先生には25年の「政策発表会」へご足

労をおかけし「森先生に学ぶ」の記念講演を開催したのです。

 

今では周知の「あすこそは」(あいさつ、スマイル、腰骨を立てる、掃除、ハガ

キ)の教えは、森先生が重視した日々の「実践」を象徴する凡事です。創業25

年のため寺田先生が工夫を重ねて発表したプレゼントだったのです。

 

「不尽叢書」の「一日一語」に有名な「再建の三原則」(時を守り 場を清め 

礼を正す)があります。この「三原則」が創業50年への起爆力になりました。

すでに体調を崩しておられた森先生へ感謝の気持ちを手紙に託したのです。

 

「思いがけないところから、光が差し込んでくる思いがする」、と森先生は述べ

られたとのことです。数年後にお見舞いに参上した時、先生はすでに言葉を発し

えない状態にありました。別れ際の温かい左手の感触は今も忘れられません。

 

もっと早くお訪ねし教えを乞うべきであったと今は悔やまれてなりません。しか

し、「答えはすべて『不尽叢書』の中にある」、と語っておられるようにも感じ

られる今日この頃です。