感動する德永康起先生の子どもへの情熱と慈愛
6月1日(金) 衣替え。
きものを着て楽しむ若い人たちが増えています。しかしマーケットは縮小を続け、減少への歯止めがかかりません。主力商品が成人式の振り袖に限定され、さらにレンタル比率が高まっています。
少なくともフォーマル商品に関するかぎりレンタルが主流になってきたのは否めません。こうした変化の中で顧客と一体化する質の高いコミュニケーション力が求められてきたように感じます。
今月は「たねまき文庫」の「まなこを閉じて」から森信三先生をして世にも稀な「超凡破格の教育者」、寺田一清先生をして「鉄筆の聖者」と言わせた徳永康起先生(1912年〜1979年)の語録を紹介します。
コミュニケーションで示唆されるのは、子どもと向き合い、かれらの可能性を120%惹き出していく德永康起先生の情熱と慈愛です。何事であれ使命を達成するには命がけにならなければ!と示唆されます。
同先生は熊本県大野町に生まれ、飛び級で地元の尋常小学校を卒え、私立「合志義塾」を経て熊本県師範学校を卒業して教職に就きます。34才で早くも校長に就任して数々の実績を挙げ、「この人あり」と注目されます。
しかし5年間で校長職を返上し平教員に降格願いをし(昭和27年)、「生涯一教師」を貫き、凡人にはなしえない型破りのことをやってのけます。まさに教師のお手本ではないでしょうか。
「タラレバ」はナンセンスながら、学生時代に同先生の情報に触れたなら、筆者も一人の人間として感動・共鳴し、及ばずながらも教師への道を模索していた可能性は否定できません。