「たねまき文庫」の「礼を正す」③

 

5月4日(金)みどりの日。

 

7. 箸先は手の甲より上に向けるべからず。

 

*箸づかいにはいろいろのタブーがあります。寄せ箸、刺し箸、迷い箸、にぎり箸、立て箸、ねぶり箸・・・いろいろ忌み嫌われています。その基本はうっかり箸の先を人に向けたり、上に向けたりしないことです。

 

 

8. 返し箸をせず、必要あれば取り箸をもらう。

 

自分の箸をひっくり返して、大皿より自分の取り皿に移すのは止めた方がよさそうです。取り箸をお願いすることをお勧めします。

 

 

9. 料理に口を近づけて食べる。これを「 犬食い」という。

 

*これは絶対に避けたいことです。実に「みっともない食べ方です。原則として料理の方を口に近づけて食べる。これが和、洋、中すべての基本です。特に和食は食器を手にもって食べるのが前提です。

 

 

10. 食器を持たないときでも、左手はテーブルの上におきます。

 

*食器をもたいとき、左手を膝の上において食べる「片手食い」はだらしない食べ方とされます。左肩が下がって姿勢が悪く、消化も悪くなります。

 

だからといって「手皿」と呼ばれ、手で皿代わりをつとめる所作ですが、あまり上品なマナーではありません。