「たねまき文庫」の「礼を正す」①
5月2日(水)八十八夜。
「たねまき文庫」の「礼を正す」は主に食事の作法です。釈迦に説法とは思いますが念のため。今月の*印は一部を除き寺田一清先生ご自身の解説です。
1. あなかしこ箸とるたびに思うかな
天地人なるめぐみなるべし
*わたしたちのいのちは田畑、川、海、山からの「いのち」をいただいてこの生命を維持しています。これらの食の「いのち」に感謝して、「いただきます」
こそ食事の基本作法ではないでしょうか。
2. 食前の言葉———
「天地一切のご恩と、お作り下さったご厚意に感謝し、今この食をいただ
きます。」
*「曹洞宗に伝わる食の『五観偈』を簡略化し、唱えやすくしました」と。
ちなみに「五観偈」の訳文です。
①この食事がどうしてできたかを考え、食事を調うまでの多くの人々の働き
に感謝をいたします。
②自分の行いが、この食を頂くに値するものであるかどうか反省します。
③心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、食など三つの過ちをも
たないことを誓います。
④食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るためにいただ
くのです。
⑤今この食を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。