「所有しなくとも許されて生かされる」⑫
2月7日(水)
天香さんの新しい生活への挑戦です。
「七、八年の研究の結果、一家ぐるみに大否定の底を通して、一斉によみがえったのみならず、この小さな色身をもまた新しい衣食によって、この世へ遣わし、ただそれが自然のまま動いていたのに、それが周囲にこうした波動を及ぼすとは全く予期せぬ出来事でした。
・・・女房も子供もこの生活に呼び入れることによっていちばん愛が全うされる。倒れる家が立つのなら滅びる国も興るはずだ。
『我三日にしてエルサレムの神殿を建てん』と言われたキリストの言葉も決して法螺(ホラ)ではない。王位を捨てて巷へ乞食に出られた釈尊が二度とまた王位に還らなかったのも道理である。
下坐はかえって上座であって、こここそ一切を成就することができる最高の場所である。他をしのがないでも、自分一人が生きうるばかりでなく、他が救われてゆくということは、なんとありがたいことであろう。
伝導に金がいるとか、教化には知恵がいるとかいうのは怪しいものだ。人間の知恵ではこうした鮮やかなことはとてもできない。いいことは、みな、おひかりの手元にある。私はもう大丈夫。
歩むべき道は新たに与えられた。ここでこうして貰うのにとどめず、あちらこちらを貰ってゆこう、あちらこちらで仕事をさせてもおう、悩みはどこにもあるに違いないと。こうして私は幾年も托鉢し、到るところでの用事をさせてもらったのであります。」