中国三千年の歴史から生まれた「帝王学」
3月7日(火)
社員の育成で堂平信也会長が創業時から自らを戒め、反復してきた言葉があります。軍神・橘周太中佐の「兵の教育指導要綱」の一節です。
兵汗を拭わざれば拭うべからず
兵休まざれば休むべからず
兵食わざれば食うべからず
兵と難苦を同じうし
労逸を等しうする時は
兵も死を致すものなり
「こうした気持ちをトップが持たないと社員はついてきてくれません」。さらにトップのリーダーシップについて、「帝王学の三原則に学んでおります」と弊社の夏季セミナーで述べています。
「帝王学は中国三千年の歴史から生まれたもので、偉大なる常識、人間学であり、権力の学問でありトップの学問と言われております。
その第一は『原理原則を教えてもらう師をもつこと』です。『我以外みな我師なり』は吉川英治の「座右の銘」、その謙虚さに学びたいと思います。
第二は『直言してくれる側近をもつこと』、これがいちばん難しいことです。嫌なことこそ聴く耳を持たなければなりません。第三は『よき莫賓(ばくひん)をもつこと』の三点です。
莫賓とはお金に関係なく相談にのってくれる人、俗にいえば客分、顧問といったところでしょう。上に立たれる皆さんですから、この三点は心に止めておかれることが良いと思います。」