鍵山秀三郎「一日一話」に学ぶ(152)

9月30日(水)

宝の山

「創業時に学んだ教訓の一つに、『いま売れている商品だけがヒット商品ではない』ということがあります。つまり、人が見捨てたり、見逃したりしている商品の中にも、宝の山があり得るということです。

逆に、自分が見捨てたり、見逃したりしている商品の中にも、宝の山があり得るということを忘れてはならないでしょう。」

「ネクストショップ」の「現場力の強化」⑱

5. 非凡な現場へ

最後は「非凡な現場」です。「非凡な現場」は「平凡な現場」から「価値創造の現場」、さらに「革新的現場」が重層的につながっています。

重層的ということは、「平凡な現場」を実現しなければ「価値創造の現場」は生まれない。同じように「価値創造の現場」をつくらなければ、「革新的現場」をつくることはできないという意味です。

現場には「価値創造」「業務遂行」「人材育成」の3つの機能があります。改めて3つの機能を復習します。

最初の「価値創造」は顧客が必要としている生活価値を創造することで、「戦略確立」と「実行力」の両面が求められます。すなわち現場から新しい価値を生み出し、顧客の夢を実現することです。夢がなければ強い現場は生まれてこないのです。