二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(635)

2月20日(金)歌舞伎の日。

(254)言行は常に真実なれ③

「人をそしって、悪くいうのは不徳のことだ。たとい、そしられるのが至当の人物であろうと、人をそしるのはよろしくない。人の過ちをあばくのは悪いことだ。虚を実といいくるめたり、さぎをからすといったり、針ほどのことを棒ほどにいうのは大悪だ。

また人を褒めるのは良いけれども、褒めすぎるのは正しい道ではない。おのれの善を人に誇ったり、おのれの長所を人に説くのは最も悪い。人の忌み嫌うことは決して言うではない。それは自分で禍の種を植えるようなものだ。よく気をつけるがよい。」

いかにして現場力を高めていくか?

「現場とは何か」の次はいかに「現場力を高めていくか」ということです。遠藤教授はこの課題に対して、「現場力を形成する重層構造の3つの能力」を紹介しています。「重層構造」は明日説明します。

1. 保つ能力(業務遂行能力)=凡事徹底が基本。当たり前のことを当たり前にできることが現場力の第一歩。そのための標準化を!

2. よりよくする能力(価値創造能力)=日々改善していく「微差力」を積み重ねる現場。やがて強力な組織へと進化する。

3. 新しいものを生み出す能力(革新的能力)=現場起点の3つのイノベーション。イノベーションは現場の問題解決から生まれます。(詳細は後日)